心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

スプラトゥーン2に参戦した中年オヤジの感想

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I come from Alabama with my Banjo on my knee
I'se gwine to Lou'siana my true lub for to see.

 

 我が家にスプラトゥーン2が導入されました。遊んでいるのは主に息子氏ですが、私も時折ヒマを見つけてはプレイしています。

 このゲーム、登場キャラが擬人化したイカだそうで、ブキを使ってインクをぶちまけ、より広いエリアを塗りつぶしたチームが勝ち、というチーム対戦ゲームがメインになっています。

 前作、WiiU版のスプラトゥーンが発表されたとき、ネットで話題になっていたので、面白そうだなとは思っていました。しかし当時はゲームで遊ぶ時間はおろか、ゲーム機を買う余裕すらなかったので、指を咥えて見ているしか、いや指を咥えて見ている時間さえありませんでした。

 それが今回、息子氏が嫁さん方の親戚に買ってもらったのに乗じて、私もドキドキワクワクしながらプレイを始めました。

 画面を見ていると、このゲームの世界観がなかなかに独特で、派手な色使いやバリエーション豊富なブキ、アイテム、装備などが目まぐるしく登場します。ゲームをスタートすると、プレイヤーの分身であるキャラが街中、ストリートって言うんですか?そういう場所にいて、正面に見えるビルの壁面の巨大なスクリーン、新宿アルタのアレみたいな画面の中で、女の子キャラが2人でテレビ番組みたいなことをやっています。

 2人はそこで、その日に対戦が行われているステージの紹介をしていて、何語かわからない言語でしゃべっていますが、下に字幕が出て、話の内容はわかるようになっています。

 それで、全体的にストリート系の?文化とか、ファッションとか?そういう雰囲気のある画面作りです。おじさんはそういうの詳しくないんで、よくわかりませんけど。BGMもラップ調みたいな?スクラッチ入ってるような?なんかそんな感じの音楽です。

 で、メインのネット対戦モードで遊ぶわけですが、これが楽しいのなんのって。アクションシューティングっていうジャンルになるんですが、3人称視点でキャラの上空に浮いたカメラから画面を見ている形です。

 このカメラもプレイヤーの操作で移動できて、視点を変えられるんですが、コントローラーのジャイロ操作(コントローラー自体の動きにカメラが追随する)に慣れるまでは、自分が見たい方向に向けることがなかなかできず、敵を見失ったりして苦労しました。視点を動かしたり、自分自身が移動したりしていると、だんだんカメラ位置がずれてきて、どこを見ているのかわからなくなってしまうんですよね。

 息子氏はジャイロ操作が苦手なようで、スティック操作で視点を変える設定にして遊んでいます。私はようやっとジャイロに慣れてきたのか、ジャイロのほうがやりやすいと感じます。

 さらに、イカの姿と人の姿を切り替えることができ、イカの姿になると、床や壁に塗ったインクの中に潜んで高速移動ができます。あとブキのインクが切れると、インクに潜ることで補充しなければいけません。このあたりは最初面倒くさく感じますが、このインク切れがあることで、ゲームがより面白くなっているのは間違いないと思います。

 インクを塗ることが目的であり、同時に敵を倒す手段でもあるので、ブキの特性が銃火器や刀剣とはまた違ったものがあります。普通に銃でインクを打つものもありますが、刀剣に該当する近接攻撃用のブキは、インクローラーだったり筆だったり、バケツだったりします。

 ゲームの勝敗は、いかに広い面積を自分のチーム色で塗ったかで決まるので、単に敵を多く倒せばいいというものではありません。なので攻撃で倒されても、時間内で何度でも自動的に復活します。倒した敵も復活します。敵を倒した数は延べ人数ということになり、個人の成績としてポイントは加算されますが、チームの勝利はあくまで塗った面積の広さ。

 個人のポイント稼ぎがそのままチームの勝利に貢献するわけではないので、自分だけ多く敵を倒してポイントを稼げばいいという姿勢では勝てません。チームが負ければ、得られるポイントも少なくなります。必然的に、チームを意識した戦闘が求められます。ここらへんが非常に特徴的で、面白いシステムだなと思いました。

 戦闘だからといって、血しぶきも肉片も飛び散らない。ひたすらカラフルなインクが飛び散るゲーム。戦闘ゲームでありながら、戦闘の生々しさを排し、ゲームとしての面白さを抽出した世界観とゲームシステムに感心します。

 サバゲーとか好きな人は、たぶん現実のサバゲーにも通じるものがあると思うので、やってみると楽しいかもしれません。

 夏休みということもあり、ネットの向こうで対戦しているのは若い学生さんが多いのだろうなと思いながら、年齢を気にせず、若者に交じって本気で対戦に熱中するおっさんです。

 ということで、本日もお粗末さまでした。

Oh! Susanna

Oh! Susanna

 

 

Splatoon 2 (スプラトゥーン2) - Switch

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