心ぬるぬる異形の神々
私もあなたも怖がりの物ずき
3日前のホッテントリにこんな興味深い記事が出てきました。思わずブクマ。いや本当は興味深いなと思ってブクマ。
クトゥルー神話って日本でどう広まったの?『デモンベイン』が安心感を与え、現代怪奇としての『クトゥルフ神話TRPG』がニコニコ動画にマッチし、『ニャル子さん』がブーストさせた【インタビュー:森瀬繚】
自分の入り口は菊地秀行の「妖神グルメ」だった。PCのアドベンチャーゲームで「アローンインザダーク」ってのもプレイしたな。クリアできなかったけど。
2018/08/16 15:59
私にとって初めてのクトゥルー神話は、菊地秀行の『妖神グルメ』でした。現在、このタイトルで検索するとマンガが出てきますが、私が読んだのはもちろんマンガではなく、朝日ソノラマの文庫でした。1984年のことです。
2~3回読んだだけなので、物語の内容は記憶にありませんが、この本をきっかけに、クトゥルー神話とは何ぞやという興味が湧いてきて、ハヤカワのラヴクラフト全集やら、解説本などを読み漁った記憶があります。
クトゥルー神話関係で印象に残っているものといえば、PC向けアドベンチャーゲームの『アローン・イン・ザ・ダーク』という作品。1992年リリースなので、私はたぶんPC-9801FXでプレイしたはずです。
昔のPCゲームなので、グラフィックは今のものと比べればもちろんショボいですが、ゲームとしては初めてフルポリゴンを採用した画期的な作品だったらしいです。ただし、ポリゴンはかなり粗くて、1作目のバーチャファイターよりまだゴツゴツしてました。モーションキャプチャーなんて技術はまだなくて、テクスチャ―も貼られてないベタ塗りのキャラクターが、ヌメーと動いていたのを覚えています。そこがまた不気味で、ホラーゲームにマッチしてました。
このゲーム、滅茶苦茶難しくて、私はかなり最初のほうで行き詰まってあきらめました。初っ端から、何をしたらいいのかわからないんです。昔はそういう難しいゲームが普通にあって、クリアできずにあきらめたゲームがいくつもあります。むしろクリアできたほうが珍しかったくらい。
クトゥルー神話の世界を下地にしたストーリーということで、期待して買ったゲームですが、クトゥルー神話的なものを感じる前に挫折しました。
マンガでは、諸星大二郎の『暗黒神話』や『栞と紙魚子シリーズ』などが印象に残っています。
最近では、『這いよれ!ニャル子さん』という、クトゥルー神話をモチーフにしたわりには、ずいぶんカジュアルで明るいラノベが出てきたりと、おぞましさと恐怖と混沌がウリだったクトゥルー神話の世界も、様変わりしたものだなぁと思います。
おそらく、クトゥルー神話ということを明確に出さなくとも、そのモチーフは様々な作品に溶け込んでいるんでしょうね。
もう10年以上、クトゥルー神話系の作品を読んでいないので、また近いうちに読んでみたいと思っています。
それでは、本日もテケリ・リ!でした。