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長編の物語は、無限に広がる風呂敷があれば、名作と言える。

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 Written on the pages
 Is the answer to a never ending story

  こんなTogetterがホッテントリに。

漫画と「広げた風呂敷が畳めない」という話~たとえば浦沢直樹を中心に。 - Togetter

あんま気にしたことないな。物語は畳むべきものって固定観念は毒だよ。畳まないほうがいい物語だってある。わかりやすいオチでつまらなくなるくらいなら、風呂敷ぶん投げて読者に畳ませるほうがマシ。

2018/05/14 21:25

  マンガや小説が好きなので、いろいろな物語を読んできましたが、広げた風呂敷が畳めなかったら作品としてダメだという風には、あまり考えたことがありませんでした。

 そもそも、長編の名作って、結末がどうだったか覚えてます?途中の展開がどうだとか、あのエピソードがどうとか、あのキャラが好きだとか、私はそういうことしか覚えてなくて、結末は全く覚えていないことが多いです。結末と呼べそうな結末がない作品も多いですよね。

 アニメだとエヴァンゲリオンのラストが有名ですが、あれは完全にぶん投げた系のラストです。それが賛否両論、侃々諤々の議論を巻き起こしました。もしあれが、全部綺麗に説明されてしまうような物語だったら、あれほど人気が出たかどうか疑わしいと思います。謎があるから、訳が分からないから面白い物語、というのがあります。

 手塚治虫の『火の鳥』は、名作と言われますがラストはないですよね。未完だからということではなく、始まりと終わりが繋がってるという意味で。

 私は、長編の物語は、いかに面白く、先が楽しみになるように展開していくかがキモで、ラストはボンヤリふんわりしていたほうがいいと思っています。何なら、ずっと物語が続いていけばいい。長編は、続けることこそが重要だと思います。展開が面白ければ、終わりなんて必要ないでしょう。

 だいたい、どんなラストを書いたところで、文句を言う人は一定数います。万人に受けるラストなんてあり得ませんから。

 長編の物語を書くということは、つまるところ世界を描くことと同義なので、そこに展開する物語は無限に広がるはずなんです。ある登場人物の人生や、そこに関わる物語が終わったからといって、世界そのものが終わりますか?結末なんてただのオマケです。偉い人にはそれがわからんのですよ。

 ところで、最近こういう話をどこかで読んだな……と思ったら、つい昨日読み終えた『沙門空海 唐の国にて 鬼と宴す』の第3巻の解説(末國善己さんによる)の冒頭で、長編の物語を収めることの難しさについて書かれていました。

 考えてみたら、私が物語の結末にこだわらないのは、若い頃から夢枕獏さんの作品を読んできたせいかもしれません。知らず知らず、そういうところにも影響を受けたんでしょうか。

 ではまた!

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