どうも、「世界の果てに立ち 裸で感じたい」ごくまです。
昔の愛車で事故ったシリーズ2nd Stageは、タイトル通り、凍結路面で図らずもドリフトをかました事故です。
あれは年の瀬も押し迫る12月の終わりごろ。残業を終えて、真夜中の田舎道を走っていた時でした。気温は急激に下がり始め、いまにも雪が降り出しそうな空模様。しかしまだ雪は降りださず、路面は乾いていました。
畑の間を縫うように進むカーブを抜けて、直線道路に入った時です。それまでヘッドライトに浮かんでいたアスファルトの色が、ある場所から急に変わったような気がしました。そこで気づけばよかったのですが、その前のカーブでは何事もなくタイヤは路面を掴んで走っていたので、まさかあれほど急に凍結路面が現れるとは思ってもみませんでした。
直線道路にも関わらず、車のフロントが徐々に左へと傾いていきます。あれ?と思ってハンドルを右へ切った途端、車体は横滑りを始め、スリップしていると気づいた時には、すでにコントロールを失っていました。
ハンドルもブレーキも全く効かず、車は勝手に路面を滑りながら回転し、左前方の電柱に吸い込まれていきました。
ガシャン!
電柱に衝突した時は、車体が180度回転していて、右のフロントタイヤの後ろ側に電柱がめりこんでいました。あと数十センチずれていたら、運転席の私の体は電柱にたたきつけられて、無事では済まなかったと思います。衝突時の衝撃で、私は右側頭部をドアガラスにしこたまぶつけました。
あーあ、やっちまったな。と、思っていると、前方からヘッドライトが近づいてきます。私の車は完全に逆走体勢。このままだとぶつかりそうだと思って慌てましたが、下手に車を動かすと余計に危ないので、そのまま車が通りすぎるのを待ちました。
ギヤをバックに入れ、少しアクセルを踏むと、なんとか車は動きました。あきらかに右前輪は歪んでいるようでしたが、家まではあと2キロ足らずの場所だったので、フラフラしながらもなんとか家の駐車場までたどり着きました。
翌日、行きつけの修理工場に電話して車を預けてから、台車で出勤しました。その日、仕事をしていると、妙に左の首筋が痛むので、何だろう?と思いましたが、前日の事故で頭を右へ激しく振られた時の後遺症だと後で気づきました。
車を運転していて、あれだけ制御不能な状態に陥ったのは、あの事故が初めてのことで、非常に怖かったのを覚えています。にも関わらず、雪が年に数回積もるかどうかという地域に住んでいるため、スタッドレスタイヤを履いたことがありません。だってお金もタイヤももったいないから。MOTTAINAIから。
ということで、次回3rd Stage をお楽しみに。
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