押入れの中のいらないものを売ろうとしたけどやめた

　どうも、押入れの中で泣き止んだら出ておいで、ごくまです。

　もうあまりにもお金が足りないので、少しでも現金を作るために、実家の押入れにあるものを売ろうと思いまして、いろいろ出してみました。

　あんまり大したものは出てきませんでした。

　懐かしいレコードが何枚もあって、30年以上前のものばかりなので、これはもしかするとそこそこ高値で売れるのではないかと思い、ヤフオクで調べてみましたが、二束三文でした。

　数百円で売るくらいなら、思い出を大事にしたい。だから売るのをやめました。そもそも数百円でしか売れないものを、梱包発送する手間を考えたら、全然割に合わないです。

　レコードは私のものと姉のものが混じっていました。姉の某劇場アニメのサントラＬＰは、限定の複製セル画つきで、ヤフオクでもそこそこ高値がついていましたが、さすがに勝手に売るわけにはいかない。

　私のは主にシングルのドーナツ盤で、中学～高校にかけて買ったものばかりでした。高校生くらいの時からＣＤが普及し始めたので、必然的にレコードはその年代までのものしかありません。

　その中に、以前のエントリーで触れた『リングにかけろ』のイメージアルバムがありました。そして再びキミくんのことを思い出し、心の中で謝りました。

　初めて自分の小遣いで買ったレコードは、レベッカの『REBECCA IV ～MaybeTomorrow～』です。これもカセットにダビングしてテープがのびのびになるまで聴いたなぁ。

　あと、姉のでも私のでもない、ニニ・ロッソのＬＰも出てきました。これは確か亡くなった伯父にもらったものです。ニニ・ロッソとは昔の有名なトランペット奏者で、水曜ロードショーのあの曲を吹いてた人です。

　このレコードは数回しか聴いていないと思いますが、中学生の私が気に入っていたのは『皆殺しの歌』という物騒なタイトルの曲でした。昔の西部劇『リオ・ブラボー』の曲です。ただし映画のほうは観たことがありません。

　あとはアニメのシングルがほとんど。『うる星やつら』とか『超時空要塞マクロス』とか『戦闘メカザブングル』とかね。ザブングルなんて主題歌じゃなくて挿入歌のほうですよ。MIOさん（現MIQさん）の「HeyYou／わすれ草」、これiPhoneに入ってるわ。

　いや～、もうね、懐かしすぎてほんとに時間をわすれ草です。こんな懐かしさの詰まったレコードたちを、数百円で売るなんて無理。人生には、お金に替えられないものがあるね。

　そんなわけで、不用品を売り払うつもりが、ただの押入れ掃除になった話でした。

　ああっ、金がない！

　ではまた！

心は空気で出来ている