心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

人生経験は心を豊かにしなかった。あまつさえ、貧しくした。

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 泣きなさい、笑いなさい、ごくまです。

 昨日に続き、内省的なエントリーです。もうね、書かずにはおれない。こんな心理状態の時に、ホンワカした日常の風景なんぞ書いちゃおれません。

 今日も今日とて仕事でしたが、手を動かしながら、自分の意識の底を掘り下げる作業は続きました。掘って掘って掘りまくる。ねほりんぱほりん

 ひとつわかったことは、私は人生に怯えているということです。

 年を重ねるにつれ、良くも悪くもいろいろなことを経験しました。楽しいこともあれば、それ以上に辛く、苦しく、悲しいこともありました。身の危険に怯えたことも、己の卑小さに嫌気がさしたこともありました。同時に、そこからいろいろなことを学びました。

 若い人と話をすれば、人生経験豊富なおっさんとして、そこそこ畏敬の眼差しで見られることもある年頃です。やれ示唆に富んでるだの、言葉が深いだのと褒められて調子に乗ることもあります。

 確かに、これまでの谷あり谷ありの人生経験からいろいろなことを学びました。山がない。丘くらいはあったかも。そんな私は、まだ経験の少ない若い人から見れば、何か人生の裏表を知っているように見えるのかもしれませんが、そんなものはしょせん浅知恵。クソですよ。クソ知恵です。

 小賢しさを身に着けた分、私は人生に怯え、そのクソ知恵でもって作られた、小さな箱に閉じこもっていたようです。若かりし頃、怖いもの知らずだったころ、私は私自身の人生と、もっと密接に、あけっぴろげに、無防備に関わっていました。

 それが今はどうだ。こぢんまりと小さくまとまった、自分の箱庭を守ることに汲々として、それが壊されることに怯えて、この人生という荒波にダイブする気概など微塵もない。人の世に生きるということの、激しい流れから遠ざかり、岸辺によどんだ水たまりで腐っているだけの、小さな小さな虫けらではないか。

 なんてこった。なんてこった!私はいつの間に、こんな小さな、怯えた虫けらになり果てていたのか。生きることへの恐れが、私をあの流れから遠ざけている。あの流れの中にしか、本当の幸福はないというのに。

 マイガッ!私は人として人の世に生きねばならぬ。私は私を鼓舞し、あの流れに引き戻さねばならぬ。私を傷つけ、呑み込み、押し流した、あの流れに。

 桜は散ることを恐れずに咲く。

 私も、私の人生で花開きたいのだ。

 来週は花見に行こうかな。はよせな散ってまうで。

 ではまた!

ザ・ベスト・オブ喜納昌吉&チャンプルーズ?花

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桜花忍法帖

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