郵便馬車は夢の馬車、ごくまです。
いま住んでいるアパートには集合ポストがありまして、１階通路の壁に固定されています。そのポストの下に、野良猫が糞をしました。コンクリート打ちっ放しの通路にです。
普通、猫が糞をする場所を選ぶとき、砂地だったり土だったり草むらだったりと、何かしらの形で糞を隠匿できる場所にするじゃないですか。それが、まったく隠すもののないコンクリートの上に「わたしはかりんとう」みたいな顔をした糞が堂々と居座ってるんです。
先月のエントリーで書きましたが、駐車場は砂利なので、猫が糞をしたくなるのもむべなるかなと思うんです。
しかし今月、さらに気温が上昇して春本番を迎えたせいなのかどうなのかわかりませんが、郵便受けの下が野良猫のトイレと化しています。今のところ２個ですけど。
朝、出勤前に郵便受けの前を通る時、ちょうどウチのポストの真下にホヤホヤの糞が落ちていたんです。毎朝出るんでしょうね。快腸でうらやましい。でもここでするんじゃアないコンチクショウ。糞害に憤慨。
ったく、困ったもんだなと思いながら、時間もないのでそのまま放置して出勤したんですよ。通路の端っこで、人が通る場所でもなかったのでね。
で、その日帰ってきて、ポストに何か入ってるなと思って、扉を開けますよね。
思ったより郵便物の数が多くて、はがきやら封筒やらがなだれ落ちますよね。
その中の一通が、ものの見事に糞の上に落ちますよね。
「なあぁぁ～！」
思わず声が出ますよね。
その一通がただのDMだったら、そのまま捨てるところですけど、よりによって割と重要な郵便物だったんです。よりにもよって。
猫の肛門から生まれ出てから、すでに一日は経っていて、表面はある程度乾燥していたので、封筒にべっちょり付着しなかったのが不幸中の幸い。でも不幸。
どうしても封を切って中身を確認しなきゃならない書類だったので、糞が触った部分には絶対触れないようにして、慎重にハサミで封を切って、ピンセットで書類を取り出し、封筒は即座にゴミ袋へ。ちょうど翌日が燃えるごみの日で、ゴミ袋が出してあったので、そこへ放り込みました。
去年までは通路に糞をするなんてことはなかったんですけどね。どうしたんだろう今年の野良猫。新参者が来たのかな。阿部寛かな。もしかしたら、野良タヌキの仕業かもしれません。先月、仕事帰りに家の近くまで来たとき、ヘッドライトにタヌキの姿が浮かび上がりましたから。しかもつがいで。繁殖か！
野良猫ばかりじゃなく、タヌキもイタチも、アライグマまで出没するアパート周辺。緑豊かな田舎だからしょうがないけど、糞は困るので、何か対策を考えたいと思います。犬猫除けの薬剤は、タヌキやアライグマにも効くんですかね。
そんなわけで、暖かくなると生き物が活発になるね、という話でした。
ではまた！
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