心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

ぼんやりしたものをはっきりさせずにぼんやりしたままで解決する

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 さっきまで強い雨が降っていました。ドラマティックレインごくまです。

 今日は、精神的に不安定だったことがスッキリ解消した話です。個人的かつ内面的な出来事なので、何も伝わらない可能性大ですが、とにかく書いておきたいので問答無用。

 ここ数カ月、やる気のない状態がずっと続いていました。年末に大仕事を片付けて、ほっと一息ついたまま正月に突入し、飲みすぎ食べ過ぎに注意しながらも、ウエイトは順調に増量していました。そんな生活の弛みもあり、精神的にもすっかり弛みきってしまいました。

 体と心の弛みが戻らないまま、単なる気の緩みがいつの間にかやる気のなさに変わっていて、やらねばならない仕事にもなかなか手がつかない状況が続いていました。頭では早く片付けなきゃ、仕事を進めなきゃと思いながら、心の奥底で何かが邪魔しているような気がしていました。やる気がないというよりも、むしろ積極的にやりたくないという抵抗を感じていました。

 その原因がわからないまま、やらなきゃいけないという頭の指令だけで、このひと月は無理やり動いていました。しかしやる気のなさは致命的で、まったく仕事がはかどりません。

 心の奥底で何かが邪魔している。何らかの壁がある。やりたくないよぉ、働きたくないよぉ、という心の叫びが聞こえる。でも、その原因が何なのかわからない。なぜここまでやる気が出ないのか。

 そのうち、人生そのものに希望や楽しみを感じなくなっていることに気がつきました。いま死んだとしても、何も悔いが残らないだろうなとか、この先生きてても別にやりたいこともないなとか、気がつけばそんなことを考えたりして。これはアカンやつや。本格的にヤバい。鬱か?鬱なのか?

 この状態はいったい何だろう?何が自分をここまで無気力にしているのか。考えてみれば原因はいろいろありますが、今までもう何年もそういう原因と付き合ってきたわけだし、それでも人生はそれなりに楽しかったし、希望もあったはず。だのになぜ?

 この鬱状態を抜け出したい。でも抜け出せない。そのせめぎ合いが心の中で渦巻いているのを、最近になって強く感じるようになっていました。

 無意識のうちに蓄積されていた無気力が、いつしか意識の表層に上がってきて、何かがやる気を阻害していることに気がつき、その何かと自分とのせめぎ合いを感じるところまでが、この数カ月のプロセスでした。

 それが、今朝になって突然、解決しました。

 心の奥底にあったモヤモヤした澱のようなもの。心の汚れというかヘドロというか、いつの間にかため込んでいた無数の廃棄物。はっきりと具体的な正体まではわからないものの、そういうものが心の底に淀んでいるということだけは、はっきりと観えました。

 今までは、それがあることに気づきながらも、目を逸らしていただけ。逃げていただけ。何か正体のわからないものに怯えて、はっきり見ることを避けていました。

 それが、車を運転している最中にうすぼんやりとその”何か”について思いを巡らしていたら、ふいにはっきりと観えてしまいました。まさしく目からウロコが落ちるように、正体のわからない何かが観えたのです。

 観えた途端に、その”何か”は雲散霧消していました。

 「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とはよく言ったものです。心の中の話なので、それが枯れ尾花だったのか何なのかはわかりませんが、観えてしまえば恐怖は消える。

 今まで”それ”に憑りつかれていた精神的ダメージは残っているけど、もう”それ”は消えてしまったので、これから快方に向かうはず。胸の奥にはすでに熱いものが生まれている。これだ。久しぶりのこの、熱い何かが燃えてる感じ。いいぞ。俺はまだ生きてる。

 やはり、人生に瞑想は欠かせない。正しい瞑想があれば、生きる意味はそこから生まれる。しょうゆうこと。

 ではまた!

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