心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

春はあけボーノ!なのだ

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 春はせつなさ

 胸の芯に絡みつく 綿毛の鎖

 抗えば棘となり 心に刺さる

 

 締めつけられ 絞られて

 溢れる涙は

 名づけ得ぬ世界より来たるしずく

 

 今年もまた 春が来る

 故なき痛みを連れて

 故なき光を連れて

 

 春が来ると、気候の変化に体が反応するのか、毎年妙な気分になります。ワクワクでもなく、ムラムラでもなく、シクシクする感じ。そして私は毎年おかしくなります。どのくらいおかしくなるかというと、ポエムを書いてしまうくらいおかしくなります。

 春先にはよく変質者が出ると言いますが、彼らの気持ちもわからなくはない。いや、別に全裸の上にコートを着て外を出歩こうなどとは思いませんが、春に訪れるこの妙な感覚は、確かに人をおかしくさせるという実感があります。

 変質者の人たちも、この季節から何かを感じ、湧き上がる何かを抑えきれずに妙なことをしでかしてしまうのでしょう。彼らはコートの隙間からツクシを出し、私はポエムを書く。表現の仕方が違うだけです。よかったポエムのほうで。

 発情期?いやいや、発情期とは違います。私の発情期は野良猫と被ることが多く、今年はだいたい2月の前半に終わりました。猫は子を成しますが、私は何も成さずに終わります。なんて哀しい47歳の春。冷たい目で見ないで。

 たぶんあと数日でこのおかしなこんらん状態も解け、通常営業に戻ることでしょう。その間、瞑想でもして気を紛らわせることにします。

 ではまた!

元祖天才バカボンの春 (from ''元祖天才バカボン'')

元祖天才バカボンの春 (from ''元祖天才バカボン'')