心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

ヴァーチャルリアリティドリームインザモーニング5AM

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 4月に日本公開の映画『レディ・プレイヤー1』の日本語版予告映像が公開されました。これを観た影響かどうかわかりませんが、いえ、たぶんモロに影響を受けたせいだと思いますが、久々にちょう面白い夢を見たので話を聞いてください。ただし、ちょう面白いのは本人だけという可能性も十分にあります。

 夢の割にはそこそこストーリーがあるようなないような。しかし最近見た映像などの、いろんな要素がわかりやすく絡まって、見ごたえのある夢でした。

 最初の場面。私は何らかの捜査員として、事件の捜査のため河原をうろうろしていました。相棒は、最近までレンタルDVDで観ていた『仮面ライダークウガ』の脇役刑事・杉田守道でした。あの人の演技、なかなかアクが強くて印象に残りますね。ちょっと外国人ぽい風貌とあいまって、独特の味を出すキャラでした。

 で、事件というのが、仮想世界に出現する紫色の泡状のウイルスか何かに、人(のアバター)が襲われて感染すると、ゾンビのようになってしまうというもの。

 この設定は、つい先日観たNHKのドキュメンタリー番組『アナザーストーリーズ 運命の分岐点▽ゾンビ誕生の衝撃・なぜ世界は恐怖したのか?』に影響を受けています。実際の放送は去年の11月でしたが、例によって録画してあったのを、最近になってようやく観たのです。この番組で紹介された世界初のゾンビ映画は白黒画面だったので、夢の中に登場するゾンビも白黒でした。わかりやすーい。

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 次の場面。私はそれまで主役の捜査員でしたが、今度は脇役のサラリーマンになっていました。この夢は、私が観ている映画であり、同時に私が登場人物でもあるような夢だったのです。観客であり同時に演者でもある。深い。

 脇役サラリーマンは、日本家屋風のビジネスホテルに泊まります。そこで紫色の泡に襲われますが、間一髪、捜査員の私に助けられます。捜査員の私は、脇役サラリーマンの乗り物である旧式のT型フォードに、ウイルスが仕込まれていたことに気づきます。T型フォードというのは欧米の古い映画などに登場する古い車ですが、夢の中では未来型の空飛ぶ車でした。形も全然違うし。夢ですからね。

 捜査員の私が持っている最新式T型フォードと、サラリーマンの旧式T型フォードを並べて、なるほどそういうことか!とすごく納得します。納得した感じは覚えていますが、何にどう納得したのかはサッパリ。T型フォードが出てきたのは、このブログで感想文を書いたSF小説『すばらしい新世界』の影響と思われます。この作品の内容が、紫泡のウイルスの謎とリンクしていた気がします。だから謎が解けてすごく納得したと思うんですが、どうリンクしていたのかは全く覚えていません。

 脇役サラリーマンの私は、捜査員の私から解放されて、部屋でほっと一息つきますが、そこへまた紫色の泡が迫る。窓からベランダへ逃げ、そこから屋根によじ登って、さらに上の五重塔みたいになっているところへ登っていきます。でも五重塔は途中でグラグラしはじめて、バターンと倒れてしまいます。地面に叩きつけられる脇役サラリーマン。

 しかし衝撃はあっても痛みはなく、そうかここは仮想世界なんだ!と気づいて、いきなり空を飛びます。どんどん高く飛んで、成層圏を越え、宇宙空間に飛び出します。そこでカラフルなネオンのような軌跡を描きながら、自由気ままに宇宙を飛び回ります。すごく綺麗で、すごく気持ち良かったです。宇宙最高。夢の中の、さらに仮想世界の中のことですけど。

 さて次の場面では、私は仕事を終えた捜査員であり、会社帰りの脇役サラリーマンであり、何者でもないただの私でもある、複合キャラとして夜の繁華街に来ています。そこには、私と同じように、仮想世界のゲームのポータルであるビルを探しに来た人たちがいました。仮想世界の中のイングレスみたいなゲームだと思います。

 目的のビルはどこかな~と、みんなが周囲のビルを見回していると、何の変哲もない灰色のビルが、ぐにょ~んと歪んでぼやけて外観を変化させ、茶色のういろうみたいなビルになります。そこがポータル。みんな「おー、あそこだ」とかなんとか言いながら、ビルに入っていきます。

 場面変わってビルの中。ポータルにアイテムを取りに来たはずの私は、ピンク色の部屋にいます。そこには若い半裸のお姉さんがいて、なにやら透明のヌルヌルした液体を私の体に塗りつけます。気がつけば、私は一糸まとわぬ生まれたばかりの姿に。あれ~?おっかしいなぁと思っていると、もう一人のお姉さんが登場して、ヌルヌルした液体で私の弱点を責め立てます。

 お姉さんは「おかしいなぁ、反応が鈍いね。本当の弱点はこっちかな?」とかなんとか言いながら、責める場所を変えます。すると不思議なことに、そこはドンピシャ私の本当の弱点だったのです。ヤバい。このままでは負けてしまう。

 はいカット、そこで目が覚めました。仮想世界からも、夢の世界からも。お姉さんに負ける前に、現実の布団の中で目覚めました。しかし私の体は、夢の中とはいえ弱点を責められたことで、元気に反応していました。それもトイレで用を足すまでの短い間でしたが。

 ということで、私のつたない文章力ではあまり伝わらなかったかもしれませんが、本人的には、いろんなものが詰め込まれたすごく楽しい夢でした。映画を観ながら、同時にその映画の登場人物を演じるような、一粒で二度おいしい体験でした。

 あんまり面白かったので、起きてトイレに行った後すぐ、忘れないうちにスマホに内容をメモしておいて、それをこのブログに書き起こしたくらいです。それくらい面白かったです。映像化できないかなぁ。できたとしても最後のシーンはカットだな。

 ではまた!

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