昨日のいっちょかみ記事、元記事のかんどーさんにブックマークをもらった挙句、読者登録までしてもらいました。読者1UP。フヒヒ。
さて今日は、またまた仮面ライダーの話です。
以前からこのブログで何度もしつこく書いていますが、子どもの仮面ライダー熱が一向に冷めやらず、DVDをレンタルして、仮面ライダーの歴史をランダムに遡上する作業が続いています。
現在観ているのは『仮面ライダークウガ』です。オダギリジョーが主演を務める平成第1弾の仮面ライダー。西暦で言うと2000年の作品です。もう18年前の作品ですのよ奥さん。
古代遺跡から発掘されたグッズが仮面ライダーのベルトだったり、その遺跡の棺桶みたいな箱から出てきた人たちが、謎の言語を喋る古代の怪人だったりします。
2000年の作品なので、携帯電話はまだみんなガラケーだし、パソコンのディスプレイがブラウン管だったり、本体がソーテックを思わせる筐体だったりと、小道具にいちいち時代を感じてしまいます。
そのクウガの16話で、オープニングに「諏訪部順一」の名前があったんですよ。声優さんですね。きっとあの諏訪部さんですね。役名はついてなかったから、どこかのシーンでチョイ役で出てんのかなーと思って、じっくり観ましたけど、喫茶店の客でもないし、下っ端の警官でもないし、どこにも出てません。
Wikipediaでクウガの項を調べてみたら「ラジオDJ」って書いてありました。なんじゃいそりゃあ。てっきり普通の役者として顔出し出演してるのかと思ったら、声のお仕事ですかい。全然気づかんかったわ。まぁいうても声優ですからね。そりゃそうか。
でもさぁ、声優はあくまで役者の派生形態であって、声だけが仕事じゃないっていう話をよく聞きますやん?だから、顔出しで普通の役者もしてんのかなと思ったわけでして。画面の隅々まで、ものっそい目を光らしてて損したわ。
そういえば、ナレーションも名前は出してないけど立木文彦さんなんですよね。個人的に碇ゲンドウおよび長谷川泰三さんのイメージが強い。立木さんといえば『仮面ライダーW』でベルトにセットする「ガイアメモリ」の声もやってるんですよね。特撮ってなにげに声優陣が豪華だよなぁ。あと今すごい売れっ子になった菅田将暉くんも『仮面ライダーW』出身ですね。
そうだ、諏訪部さんは先代の『仮面ライダーエグゼイド』のナレーションもやってたじゃないですか。
あとまた話とびますけど、そのクウガの16話で、あきらかにNGと思われるシーンがそのまま使われてるところがあったんで、ちょっと聞いてくださいよ。
おやっさん(きたろう)の喫茶店に、雄介(オダギリジョー)の妹がやってくるシーンで、妹が「お兄ちゃんやナナちゃん(おやっさんの姪)は?」って聞くんですが、おやっさんが
「雄介は芝居の稽古、ナナはバイク乗ってどっか行っちゃったよ」
って言うんです。でも、ナナは女優を目指してる設定で、本当はナナが芝居の稽古、雄介がバイクでどこかへ行ったというのが正解なので、ここでツッコむセリフがあるはずなんですが、妹は
「そうなんだ」
と言っただけで、画面右へ歩くおやっさんに無言でついていきます。で、カメラも右パンしてセットの端まできたところで、おやっさんが妹のほうを振り返り、
「うん?」
と言います。妹はおやっさんと顔を見合わせて
「ん?」
と言うだけで、まだセリフが抜けていることに気づいていません。そこでおやっさんが続けて
「いいのか?」
と聞くと、そこで初めてミスに気づいた妹がニコッと笑って
「違いますよ」
と言います。おやっさんは
「うん」
とうなづいて、また動き出したところでカット。
会話が成立していないのであきらかにNGなはずですが、そのまま使われています。
このシーンの冒頭では、忙しそうに動き回るおやっさんが、カウンターのお客さん(女性)の後頭部にトレーをぶつけるとか、きたろうさんのアドリブだろうなと思われる面白い演技も見られます。いろんな場面でアドリブ入れてるんでしょうね。
昔、きたろうさんが所属するコントグループ「シティボーイズ」の舞台のビデオを、姉に勧められて観たのを思い出しました。大竹まこと、斉木しげる、きたろうの3人で構成されるグループで「東京03」と「ラーメンズ」を合わせたような感じ……かな?斉木しげるさんが、でっかいラジカセを肩に担いで「コンドルは飛んで行く」を聴く怪しい人物を演じる、というコントだけ、うっすら覚えています。
というわけで、仮面ライダークウガのNGシーンをきっかけにシティボーイズを思い出した話、でした。
またね!
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