先週のNHK-FM『アニソン・アカデミー』をエアチェックしました。
しょこたんこと中川翔子生徒会長は、舞台の仕事で休学中のため、ゲストMCにいとうかなこさんが登場。アニソン・アカデミーには3回目の登場ですが、私はこの人の喋り声を聞くと毎回、あの大きな口が元気に動いているさまを連想します。口の大きな人に特徴的な声ってありますよね。
その口の大きないとうかなこさんが「ファーストアニソン」として挙げられたのが、『ドロロンえん魔くん』のエンディング曲『妖怪にご用心』(中山千夏)と、『小公女セーラ』のこれまたエンディング曲『ひまわり』(下成佐登子)でした。どっちの曲も私には世代的にドンピシャ(古い?)です。
この二曲のうち『小公女セーラ』のエンディング『ひまわり』を何十年ぶりかで聴いてみて「おっ、この感じは……?」と思ったのですが、「この感じ」がどの感じなのか、いまいちよくわかりませんでした。懐かしいと同時に、この頃によく聞いていた音楽と共通するものがあるような気がしたのです。
う~んと唸りながら考えて、はたと思いつきました。
「安全地帯」です。
一応、若い人のために解説しますと、安全地帯は1982年デビューの日本のロックバンドで、1983年のシングル『ワインレッドの心』が大ヒットして一躍スターダムにのし上がったグループです。アニメ絡みだと『めぞん一刻』のオープニング曲として『好きさ』が知られています。ちなみに安全地帯のアルバムは2枚目と3枚目と6枚目の3枚(LPレコード)持ってました。若い頃のカラオケの十八番は『真夜中すぎの恋』でした。
それはそうと、『ひまわり』のどこらへんが安全地帯なのかというと、イントロから刻んでくるピアノ?と、そこへ絡みつくように鳴くギター、あとBメロから入ってくるストリングス。その辺のアレンジの具合がすごい安全地帯っぽいなと思ったんです。単体で似てる曲があるというわけではなくて、雰囲気がね。ま、あくまで個人的な感想ですけども。
んで、『ひまわり』の編曲は誰なのかなと思って、いつものWikipediaで調べたら、服部克久さんでした。作曲家として有名ですよね。代表曲はと聞かれても世間一般に認知されてる作品は知りませんけど、個人的には世界名作劇場の『トム・ソーヤーの冒険』です。オープニングとエンディング両方の作曲・編曲をされてます。ちょう良い曲。
でも、服部克久さんと安全地帯は関係ありませんでした。歌謡曲の作曲とか編曲はいくつも手掛けてるんですけどね。いやでも似てる。安全地帯と『ひまわり』は似てる。あの時代の流行りだったのかな。それとも安全地帯が流行ってたから、ちょっと寄せたのかな。知らんけど。
アニソン・アカデミーでいろんな時代のアニソンを聴いてると、その時代にヒットしていた楽曲の要素を取り入れた曲って結構あるんですよね。あとはヒットしていた歌手とかグループを、そのまんまタイアップでアニソンに持ってきたりとか。アニソン独特の楽曲というのもありますが、いろんなジャンルの音楽の要素を貪欲に取り入れたアニソンも面白いです。
ということで、『ひまわり』は名曲だよね、という話でした。
ではまた!