ペンデュミオンの螺旋

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息子氏のあざとい戦略思考

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 現在メインで使っているデスクトップの先代は、ミドルタワーのでかい自作パソコンでした。ある時、そいつのマザーボードが突然天に召されたのですが、新しく本格的なデスクトップを買う余裕がなかったので、ASUSタブレット兼ノートPCを買いました。

 それから数カ月で、ひょんなことからデスクトップを知人から譲り受けることになり、ASUSは嫁さんの専属PCとなりました。しかしIT関係に弱い嫁さんは、ほとんどASUSを使わず、たまに通販で買い物をする程度。それも去年から携帯をiPhoneに替えて、ASUSの活躍の場はますます狭くなっていました。

 それが最近、息子氏の成長によって再び日の目を見ることになりました。タブレットだったことが幸いして、息子氏の知育ゲーム用パソコンとして復活を遂げたのです。しかしWindowsストアでいろいろと知育系ゲームを探してインストールしてみたものの、どれも息子氏には不評。知育ゲームというと、どれも幼児を対象としたものが多く、小学生にアップグレードした息子氏にとってはつまらないものばかりだったのです。

 しかたなく、小学生の低学年でも遊べる普通のゲームを入れて遊んでもらっています。なるべくパズル系とか、頭を使うタイプのやつを選んでいますが、息子氏の琴線に触れるのは、あまり頭を使わなさそうなシューティング系のゲームだったりします。

 その中でも最近のヒットはこれ。

www.crazygames.com

 戦車に見立てた単純な図形が、弾を発射して敵やターゲットとなる図形を消していくゲームです。方眼紙のようなフィールドにターゲットがランダムにちりばめられ、それを破壊するとレベルが上がっていき、砲塔が増えたり連射できるようになったりと、自機の性能が拡張されていきます。

 オンラインマルチプレイで、フィールドには4色の陣地があり、同じ色の戦車は仲間なので弾が当たってもダメージを受けません。また各陣地はバリアになっていて、自分の色の陣地にいる間は敵の弾が当たりません。そんな感じでフィールドを自由に駆け巡り、レベルアップし、敵を撃破するという、シンプルでありながらハマりやすそうなゲームです。

 情け容赦ないインターネットの戦場に放り込まれた息子氏は、見た目から受ける牧歌的な印象とは裏腹な、裏切り、だまし討ち、えげつない攻撃などに叩きのめされ、なかなかレベルアップできません。ターゲットはことごとく横取りされ、レベルが低いうちに敵から狙い撃ちされ、すぐに撃破されてしまいます。

 面白くない息子氏。そこで彼が提案したのは、スタート時に入力する名前の欄に、自分が子どもだとわかるように「名前+子ども」という形で入力してはどうか、という意見でした。ぼくは子どもだよとアピールすれば、周りのみんなが手加減してくれたり、手助けしてくれたりするのではないかと考えたのです。

 うむ、自分が子どもであることを最大限に活かした、あざとい戦略ではないか。我が子にしてはなかなか優秀である。でも却下。

 その理由を説明する。名前に「子ども」と付けたところで、顔も見えない相手が本当に子どもかどうかはわからない。よしんば子どもであると信じたところで、子どもだからといって容赦してくれる相手ばかりではない。インターネッツとはそういう場所なのだ。

 そんな感じの内容で戦略の不備を説明したら、世の中の厳しさを感じたのか、泣き出してしまう息子氏。子どもなのに優しくしてくれないなんて。子どもなのに助けてくれないなんて。そんな世界が悲しく思えてきたのかな。無理もない。

 しかし現実は現実。君のあざとくも浅はかな戦略が通用するほど、世の中甘くはないのだ。君があと15年も生き延びたなら、さらに過酷な現実、狂騒と混乱の社会に飛び込まねばならないのだ。君はこの社会を生き抜き、そして幸せを掴まねばならぬ。

 「じゃあお父さんやって」

 私がプレイするところを横で見て盛り上がる息子氏。ああしろこうしろそれはダメ、と、自分がうまくできないくせに、指示だけはいっちょまえに出してきます。お年玉でNintendoSwitch買って、スプラトゥーンやりたいとか言ってたけど、そんなんじゃ到底無理だぞ。

 そんなわけで、仕事から帰るとすぐ「戦車のゲームやって」とせがまれる今日この頃です。

 ではまた!