先日書いた記事の、アニソンアカデミーのアニソンランキング部では、トップ10圏外の曲も流していました。その中に『一休さん』のオープニングテーマ「とんちんかんちん一休さん」が21位で入ってました。
この曲、いきなり「すきすきすきすきすきっすき、あ・い・し・て~る」などというあられもない歌詞になっており、幼少期の私は恥ずかしくて聴いてられませんでした。オープニングが終わるまでテレビの前から身を隠していました。まぁ1カ月で慣れましたけどね。
懐かしさとともに聴いていて、ふっと気づいたことがあります。歌詞の中に
わからんちんども とっちめちん
という部分があります。わからずやどもをとっちめてやるぞ、というような意味だと思いますが、私はこれをずっと
わからん「ちんど」も とっちめちん
と解釈していました。「ちんど」って何やという話ですが、これは珍妙な問題、珍問、という意味に捉えていました。「わからない珍問もとっちめちゃうぞ」という意味だと思っていたのです。
それが先日の放送を聴いていて、なぜか急にそこが「わからんちん」共、だったんだなとひらめきました。1975年から数えて42年目にして初めて正しい歌詞がわかりました。しかしそもそも「わからんちん」という言葉も大概だと思いますけど。人を指して「ちん」とは。「とっちめちん」も普通言わないし。
このように、子どもの頃は意味の分からない言葉を無理やり解釈して、歌詞の意味を繋げていた、ということが時々あったような気がします。
『巨人の星』の「思い込んだら」は、テレビなどでもネタにされていたので、ある年齢層には有名なパターンでしょう。「おもいこんだら」を「重いコンダラ」だと思っていた、というもので、「コンダラ」とは何かと言うと、主人公の星飛雄馬が腰に巻いたロープの先にタイヤを結んで引っ張るシーンがあったので、その重いタイヤのことを「コンダラ」と解釈していた、というやつです。
探せば他にもあるんでしょうけど、なかなか思い出しませんね。何かそういうネタありませんか。
ほんだらまた!