今日の午前中、車を運転しながらNHK-FMを聴いていたら、ゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」が流れていました。今回のテーマは「ありがとうの歌」ということで、「ありがとう」を主題とした楽曲が紹介されていました。
その中で、守屋浩さんの『有難や節』が流れました。1960年頃の流行歌ということで、まだ生まれていなかった私は今日初めて耳にしたのですが、曲を聴いた途端にピンとくるものがありました。初めて聴いた歌なのに、私はなぜかこの歌を知っている!これは……この歌は、あの歌だ!
「あの歌」とはどの歌かといいますと、子どもの頃に愛読していた『マカロニほうれん荘』という漫画に出てくる「あ~りが~たやありがたや~ みなのしゅう~みなのしゅう~ ……ありがたやの海苔」というくだり(……の部分にセリフがあったはずですが忘れました)。この「ありがたや~」のところは間違いなく『有難や節』のことであろうと確信しました。後半の「みなのしゅう~」は村田英雄さんの『皆の衆』と思われます。
メロディがわからないので、自分で適当に作ったメロディを当てはめて読んでいたのを思い出しました。当然ですが本物のメロディは全然違っていました。『マカロニほうれん荘』を読んでいたのは8歳~9歳の頃。実に四十年近くの歳月を経て、本物のメロディを知ることができました。
なんだかじわじわと感動が湧いてきたので、『有難や節』について調べてみると、興味深いページが見つかりました。
この曲には元歌があって、新しい歌詞をつけてレコード化したということです。しかもその元歌というのが名古屋地方の俗謡で「大へんひわいな歌詞」というではないですか。知りたい!大へんひわいな歌詞を知りたい!しかし肝心のひわいな歌詞については記述がありませんでした。名古屋地方のひわいな歌といえばつボイノリオさんが有名ですが、名古屋圏にはひわいな歌を生み出す土壌でもあるんでしょうか。
ありがたやの海苔とマカロニほうれん荘で検索すると、こんなページも見つかりました。
すごい!見づらい!これを読んでいると「あー、あったあった」という歌ばかりが並んでいます。60年代の曲が多く、私にはほとんどわかりませんが、子供の頃は適当に節をつけて読んでいました。このページの第七巻のところに、
『日はまた昇る!!』
「不明」 ♪おぉドリームオン、ドリームオン、夢見ることをやめないで 歌・夢野さん
という記述がありますが、これはたぶんエアロスミスの『Dream On』の和訳じゃないかなと思います。マカロニほうれん荘の扉絵にエアロスミスが描かれていたことがある(気がする)ので、そんなことを思いました。
昔の漫画では、よくこんな形で作中のキャラが流行歌を歌ったりしていて、コマの端に「JASRAC 出〇〇〇〇号」とか書いてあったものですが、最近はほとんど見かけませんね。ていうか私がほとんど漫画を読んでないだけか。
てなわけで、今回はこれにて!
マカロニほうれん荘全9巻 完結セット (少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 鴨川つばめ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
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