心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

初めての鍼治療の恥ずかしい思い出

f:id:go_kuma:20171129232116p:plain

 高校生の頃、ヨガをやろうと思って、学校の図書館でヨガの本を借りました。その中のポーズを真似して身体を無理やりひねったら、背骨がグキッとなって、それ以来慢性的な腰痛に見舞われることになりました。

 最初はヨガのせいだとは思わなくて、妙に腰が痛いと思って接骨院に行きました。そしたら、第3腰椎あたりの背骨の接続が歪んでいると言われました。歪んでからそこそこ時間が経ってるようだから、治すのも時間がかかると言われました。なんで歪んだのかをカルテに書かなきゃいけないらしくて、理由を聞かれたんですが「柔道の授業で……」と答えました。実際にはヨガの真似でひねりすぎたんですけども。

 最初は電熱器を腰にあてて、治療の順番が来るまで腰を温めておくんですけど、接骨院での治療は初めてで、鍼を打つらしいと聞いて、ドキドキしていました。

 その頃、日曜日の昼間にテレビで「TVジョッキー」という番組がやっていて、ビートたけしたけし軍団がいろんなことをやるバラエティ番組でした。その中でよく接骨院の先生が出てきて、たけし軍団のメンバーの骨の歪みをボキボキ直したり、鍼を打ったりしていました。そこで激痛にもだえるメンバーを見て笑うという低俗な番組でした。ダチョウ倶楽部の熱湯風呂も定番でした。日曜の正午によくあんな番組やってたなぁ。

 で、その番組で腰に鍼を打つとき、だいたい治療台の上でパンツを下げて、おケツを丸出しにしてたんですよ。日曜昼間の生放送で。僕の中の鍼治療のイメージって、それくらいしかなかったんです。

 ここまで言えばもうおわかりのように、治療の順番が回ってきて先生が来たとき、僕は治療台の上で無言のままパンツを下げておケツを丸出しにしたんですよ。

 そしたら先生も無言のまま、僕のパンツをグイッと上げて、腰のあたりとか背骨を触って、腰の上のほうに鍼を打ち始めたんです。おケツは全然必要なかったんです。それに鍼を打たれても全然痛くありませんでした。

 その時は、ああケツ出さなくてもいいんだと思っただけですが、後になってすごい恥ずかしくなってきて、二度とその接骨院には行けませんでした。おかげでいまだに僕の第3腰椎は歪んだままです。

 僕が長いこと慢性的な腰痛に苦しむ羽目になったのは、全部「TVジョッキー」のせい。いくら面白くても、低俗な番組は見るもんじゃないですね。

 ではまた!

めぐりズム 蒸気の温熱シート 16枚入

めぐりズム 蒸気の温熱シート 16枚入

 

 

腰痛は<怒り>である 普及版

腰痛は<怒り>である 普及版