心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

【妄想夢日記】しょこたんと……【キモス注意】

 久しぶりに、わりと細部まで夢を覚えていて印象に残ったので、記録しておきます。

 場所は名古屋の大須商店街のような街並み。時は夕暮れ。僕は”しょこたん”こと中川翔子さんと街を歩いています。彼女とは友達という設定です。軽い雑談を交わしながら、雑踏を歩いています。

 中川さんが、近々ベストテン(昔TBSでやっていた「ザ・ベストテン」という番組)に出演し、最新曲を歌うことになったという話をしていました。そして他の出演者が「トライダーG7」(1980年に放送されていたテレビアニメ)の主題歌を歌うと言っていました。トライダーG7の主題歌は”たいらいさお”さんが歌っているので、僕はへぇ~たいらさんがベストテンに出るんだ、と思ったら、なんとそこで歌うのは(ハリーポッターの吹替えで知られる)声優の小野賢章さんだというのです。

 ほぇ~、小野賢章トライダーG7をカバーするんだ~、なんてことを言いながらヘラヘラしていると、夕暮れ空に花火が上がりました。どこかで花火大会がやっているようです。しかもその花火が、生まれてこのかた見たこともない綺麗な花火で、おそらく現実には実現不可能な、まるで夜空に浮かぶCGのような花火でした。

 その綺麗な花火を、中川さんが「うお~きれい~」とか言いながらスマホで撮影し始めました。その時初めて気が付きましたが、彼女はアニメのコスプレみたいな衣装を着ていました。夕暮れ空と花火とコスプレしょこたんがあまりに綺麗だったので、僕は花火の写真を撮るしょこたんを、スマホで撮影し始めました。スマホで花火の写真を撮るしょこたんの写真をスマホで撮る僕。しょこたんはいつの間にか僕のスマホを意識してポージングとかしてくれました。それがまたすごくサマになってて、さすがゲーノージン、と感心しました。

 僕はちょっと浮かれてしまって「花火大会の会場近くまで一緒に歩こうか」と中川さんを誘いました。すると彼女は僕の下心を見透かすように、いたずらっぽく微笑みながら上目遣いで言いました。

 「奥さんにバレちゃうよ…?」

 ズドーン…これは花火の音ではなく、僕の胸の中で何かが爆発した音です。

 十何年ぶりかのトキメキに「デュフフ、ブヒブヒ」していると、中川さんはいつの間にか僕から離れ、人ごみの中に紛れ込もうとしていました。しかもなんと、その時の中川さんは「ゲーノージンのしょこたん」ではなく、現実の中川さんとは似ても似つかぬ50歳くらいの小柄なおばちゃんになっていたのです。

 おそらく、この時点で僕の意識は覚醒の準備を始めていて、夢に割り当てる脳内リソースが削られていたのだと思います。さっきまであんなに綺麗だったしょこたんが、コスプレ衣装を着た小さいおばちゃんに劣化していたのですから、こんなショックなことはありません。しょこたんだったおばちゃんは不気味な笑みを浮かべ「じゃあね」と言いながら、雑踏の奥に淀んだ闇の中へスウッと消えていきました……。

 僕は恐ろしさのあまり目を覚ましました。その夢を見た日は一日、頭の中でトライダーG7の主題歌がエンドレスでループしていましたとさ。

 ちなみに夢の中のしょこたんは流ちょうな名古屋弁で喋っていました。

 残念な夢の話は以上になります。大変失礼致しました。

 

 

 

 

中川翔子 しょこ☆プレ【image.tvデジタル写真集】

中川翔子 しょこ☆プレ【image.tvデジタル写真集】