心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

自動運転と駐車違反

 なんだかもう更新が数か月おきになりつつあるっていうかなってしまっている当ブログですが、みなさまいかがお過ごしでましょうか。気が向いた時だけ記事を書く男、ごくまです。

 テレビなど様々なメディアで取り上げられる機会が増えた人工知能・AI。チェスの世界チャンピオンを負かしたのを皮切りに、ゲームの世界では将棋、囲碁と、次々にその世界の強者を負かすというわかりやすいアピールで世間の注目を集めています。

 調べてみると、ゲームだけでなく様々な分野で飛躍的な能力向上を見せているようです。画像認識、音楽、文芸、医療などなど。その中で僕がいま注目しているのは自動運転車。これはもうね、今みたいな深層学習でどーたらこーたら言い出すよりずっと前から期待してたんですよ。なんなら10年以上前から、はよ実現しないかなーと思ってたくらいで。

 いえね、僕自身は車の運転好きですよ。車がないと不便極まりない田舎の暮らしですし。移動手段はもっぱら車。それだけに、運転しててヒヤッとすることもまぁまぁ経験するわけですよ。ヒヤリハットですよ。自転車の学生さんやらお年寄りやら、はしゃぐ子どもやら猫やらハトやら。

 ハトってなんであんなに呑気なんでしょうね。正面から近づいてるのに、ボンネットの死角に入って見えなくなってもまだ逃げないんですよ。そこからじりじり近づいてやっとバサバサ飛び立つくらい鈍くて。はよ飛べ―、どいてくれー、と思ってるのに、じっとこっち見てたりね。まさに「こっち見んな」ですよ。見てる暇あったら逃げろって話ですよ。

 そんなハトに代表されるように、車の運転には危険がつきものですよね。そして免許制といいながら、免許を取ってしまえばこっちのもんだとばかりに、無謀な運転をするドライバーをちょいちょい見かけます。なんで免許取った?と思うくらい危なっかしいドライバーも。

 さらに休日のドライブと違って、通勤ドライブというのは決まり切ったコースを毎日毎日運転するわけで、いい加減飽きてきます。朝晩は道が混むし、学生は自転車でぶっとばすし、小学生は横断歩道でもたもたするしで、これまた危険がいっぱいです。

 だからもう、みんな自動運転にして、ドライブを楽しみたい人だけマニュアルモードで運転すればいいんじゃね?と前から思ってたんですよね。今はマニュアル車というとクラッチ踏んでシフトレバーを自分で操作してギアを切り替える車の事ですが、そのうちオートマでも自動運転車じゃない車はマニュアル車と呼ばれるようになるんじゃないでしょうか。

 とまぁここまでは前置きで。本題は自動運転と駐車違反の関係ですよ。自動運転車が普及したら、駐車違反がなくなって警察の仕事がかなり減るんじゃないかと思ってるんですよね。

 完全自動運転となると、人が乗っているかどうかに関わりなく、目的地さえ設定すればそこまで走ってくれるわけですから、目的地近辺に空いてる駐車場がなければ、最寄りの駐車場に行ってもらうか、近場なら一旦家まで帰ってもらえばいいですよね。んで、用が済んだらスマホか何かで呼び出して迎えに来てもらう。わざわざ違反切符切られるリスクを冒してまで違法駐車する必要がなくなります。

 飲酒運転もなくなりますね。お酒飲んでても、乗ってるだけで運転はしないんだから。飲酒運転に絡む悲惨な事故は減る、高い罰金を取られる人も減る。

 一旦停止や一方通行を見落とすこともない、スピード違反もしない、完璧にルールを守る模範ドライバーが自動運転車と共に普及するわけです。

 人工知能は人間の仕事を奪うと言われていますが、お巡りさんの仕事もかなり奪われそうですね。それはそれで結構なことだと思います。

 いつ頃から普及し始めるのか、いつ「マニュアル車」の普及率を追い越すのか、まだまだわかりませんが、早くそんな未来が来ないかな、と個人的には思っています。