書きかけて放置されてる下書き記事がたくさんあるので、ぼちぼち消化していきます。ネタが古いのもありますが、捨ててしまうのももったいないので、MOTTAINAI精神で活用していきます。ていうかただの貧乏性。
5月に上がっていた増田の記事を読んで懐かしく思い出したこと。小さい頃は僕もよく虫を殺してました。2歳上のいとこが、毒薬作りにハマっていたことがあって、僕もそれに付き合って楽しく殺虫していました。
で、だいたいターゲットになるのは一番身近で捕まえやすいアリ。小さい、硬い、よく動く、という3拍子揃った実験台です。毒薬といっても、子供に本物の毒が入手できるはずもなく、何が毒なのかも知らない年頃ですから、これまた実験台であるアリと同じく、ごく身近なものが毒薬の材料になります。
メインは台所用洗剤ママレモン。泡立ちがハンパないです。次に洗濯のり。今考えるとこれに殺虫効果があったのかどうか。そして強力かつ危険な香りを放つトイレの番人、サンポール。最後は酵素パワーのトップ。酵素パワーがはたしてアリに通用するのかといった疑問はさておいて。
とにかく、家の中にある薬っぽいものをなんでも混ぜて「うへへへ……ついにできたぜ、これは危険な猛毒だ。でかいアリだってイチコロさ」などとほざきながら、プリンのカップで作ったその”猛毒”にアリを放り込んだりしていたものです。
こんな遊びを思いついたのは、たぶんテレビアニメや特撮モノの影響だろうと思います。自分が覚えているのはトムとジェリーのエピソードで、何かいろいろ薬を混ぜて変な薬が出来上がるという話があって、その薬を作っている時のトムの悪者顔が印象的でした。他にも、マッドサイエンティスト的な人がすごい薬を発明する、みたいなエピソードはいろんな作品で作られているはずで、そういうものに影響されたんでしょうね。
下手をすると「混ぜるな危険」系の洗剤を混ぜて本物の毒ガスを吸ってしまったかもしれないわけで、今考えるとちょっと恐ろしいですね。アリより先に自分たちがコロリといってたかも。
しかし、ハマっていたといってもほんの2,3日のことで、すぐにやらなくなりました。それというのも、台所や洗濯場でゴソゴソしているのをおばさん(いとこの母親)に見つかって、止められたからです。すごく短いブームでしたが、自分の中では強く印象に残っています。たぶん小学校に上がったくらいの時期のことですが、いまだに覚えています。
小さい頃の記憶って、特別なイベントよりも、こういう日常の中でのくだらない遊びや出来事のほうが印象に残ってるのはどういうことでしょう。自分の子供も、親が遊園地に連れて行ったことより、いつも遊んでいる友達との一コマが記憶に残ったりするのかなぁと考えたりします。