ハッピーハロウィーン!
今日はハロウィンです。町のあちこちにオレンジ色のかぼちゃがはびこり、スーパーのレジのおばちゃんはとんがり帽子をかぶっています。でも、家では何をしたらいいのかよくわかりません。みんな、ハロウィンパーリーでもするのかな。ハロウィンパーリーとなると、仮装するんだよね?そっちはコスプレ好きの嫁さんに任せるか……
とりあえず、パーリーならケーキだ。ケーキ買っとけばなんとかなる。それとシャンメリー。仕事帰りにケーキ屋さんに寄りました。やっぱりケーキ屋さんもハロウィン仕様。しかし、ハロウィンぽいデコレーションを施したケーキは、小さいのしかありません。パーリーならケーキはホールでしょう。
全然ハロウィンと関係なさそうなホールケーキを買いました。それじゃ何パーリーかわからないので、おまけにハロウィン仕様のお菓子セットをつけました。シャンメリーはピンクです。パーリーならロウソクは必須でしょう。普通の意味で。
さて、夕食を済ませたらケーキの出番です。ホールケーキを見たらロウソクを立てずにはおかない我が息子。ちゃんと用意してあるぞ。グラスにシャンメリーを注ぎ、ロウソクに火をつけて灯りを消します。ハッピーハロウィーン!
仮装担当の嫁さんが衣装を……違った、とんがり帽子を出してきました。ダイソーのやつ。3人でとんがり帽子をかぶります。嫁さんと息子は今年買ったシースルーのとんがり帽子。僕のは去年買ったフェルトのやつ。
ハッピバースデーツーユー……息子が歌い出します。え?え?バースデーなの?誰の?戸惑いながらも、一緒にハッピーバースデーを歌いました。どうやら息子の誕生日だったようです。おめでとーう!パチパチパチ……違うやん?君の誕生日7月やん?かまわずロウソクを吹き消す息子。まあいいか。
カンパーイ!グラスを合わせてもう一度、ハッピーハロウィーン!
とんがり帽子をかぶった親子3人が、黙々とケーキをむさぼります。これでいいのかな。こんなもんだろたぶん。家のパーリーなんてそれぞれ好きにやればいいのさ。楽しくケーキが食べられればそれでいいのさ。
そんなことを思いながら、クリスマスが普及し始めた頃の日本の家庭も、こんな感じで手探りのクリスマスパーティーをしていたのかな……などと想像を巡らせたりしました。