心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

子供にとっての過去はランダムアクセスなブラックボックスのように


娘さん昔を語る - ままのおと

 こちら読ませていただきまして。

 うちの4歳男児も、当然のことながら数少ない過去の話をするわけですが、彼の場合はりつさんの娘さんと逆っていうのか何なのか、すべての過去を「さっき」と表現します。

 「トッキュウジャーのさっき見たのやつ」

 昨日のトッキュウジャーの話ね。

 「さっきアピタでねぇ、妖怪ボッチのゲームしたときねぇ」

 先週の休みにアピタのゲーセンで妖怪ウォッチのウキウキペディアやった話な。

 「さっき動物園行ったとき」

 去年の今頃動物園に行ったね。

 おまえさんの「さっき」はどんだけスパン長いんだと。どんだけ光陰矢のごとき密度の高い時間軸の中で生きてるのか君はと。しかし彼にとっての過去は全部「さっき」であり、線上に配置されたものではなくて、ひとつの箱にゴチャッとぶち込まれた状態で保管されているのですね見かけ上は。「昨日」くらいならまだ理解できてそうですが、先週とか何か月前とか去年とかいう概念はまだ彼の理解を超えているのです。

 彼は簡単に「さっき」と言いますが、こちらはその範囲の広さを想定して、あらゆる記憶を辿って彼の「さっき」がいつの時点の話なのか推測しなければなりません。細かい状況を話してくれればすぐわかりますが、しょっちゅう行く場所とか、毎週見ているテレビの話とかをされると、いつだ?いつの話だ?と頭をフル回転させます。

 息子はまだ時計を読めないし、時間を流れとして認識していないようです。これがやがて、今現在からどのくらいの量の時間が過ぎたのかという考え方を基に、過去を語るようになるのでしょう。そう思うと、時間の概念は数とか量とかいうものを理解しないと生まれてこないわけで、人はいつ頃から時間を量として認識し始めたのかな、などということに思いを馳せたりするのでありました。

 時間……そも、時間とは何でありましょうや。

 

 おまけ。

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 モッキーナが電人になりました。電人モキーナー。

 わっかるかなぁ……わっかんねぇだろなぁ。アンダー40には。

 そういえば今年は電人ザボーガー放送からちょうど40周年なんですよね。そろそろ今年も終わりが近づいてるけど、全然そういう話を聞かなかったなぁ。僕もそれほどファンてわけじゃないんですけどね。ほとんど覚えてないし。ただ、子供の頃は好きだったなぁって記憶があるだけです。50前後のおじさんならちゃんと覚えてるんじゃないかな。