心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

ハロウィンが定着してきたここ日本でも昔から似たようなお祭りはあったよねの巻

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 ハロー!モッキーだよ!ミッキーマウスになりきれなかったミッキーマウスもどきなんだ!

 というわけで、昨日のミッキーもどきが意外と好評(?)だったので、頼まれもしないのに着色してみました。色を塗ったにも関わらず、一歩もミッキーに近づいていないというこの現実。何ならこれで新しくLINEスタンプを1セット作ってやろうかと思いましたが、さすがに審査が通らないだろうということで断念しました。

 だけど審査の人、これ見てミッキーもどきだって気づくかなぁ。こっそり出してみようかな……ひっかかるとすれば耳ですね。耳をちょっといじればミッキー感ゼロですよ。この絵の中でミッキー要素があるとすれば耳だけですから。耳をいじって、色も黒じゃなくて別の色にすれば、完全に別物になりますよね。ちょっと考えてみるか……


【第1回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」

 予定通りきましたね第1回。お題は「ハロウィン・ホラー」と「写真」の2つ。締切が月末なんでまるっと10日ありますが、投稿するかどうかは今のところ未定です。ちょっとこれから1、2ヶ月ほど仕事がバタバタすることになってるんで、書く時間を取れるかどうか微妙なんですよね。

 それはそれとして、ハロウィンてここ数年でかなり定着してきましたか?っていきなり疑問形なんですが。東京とか都市部ではハロウィンイベントがあるらしいですが、田舎じゃあんまり見かけないです。駅とか商店街でそれっぽい飾りつけがしてあったり、ショッピングセンターで関連グッズが並んだりという現象は見られますが、仮装イベントなんてこの辺じゃ聞いたことないし、どうなんだろなと。

 そもそも僕もハロウィンがいつなのかぼんやりとしか把握してませんでしたから。お盆みたいに期間があるのか、クリスマスみたいに1日だけなのか、それすらあいまいで。こないだ嫁さんに聞いて今月末が本番だってことを初めて知ったくらいです。たぶん去年も同じことを聞いて、忘れてた可能性が高いです。

 そもそもハロウィンてのが何の祭りなのかも理解してなかったので調べてみると、日本で言うところのお盆的なお祭りなんですね。祖先の霊が帰ってくるよっていう。あと、子供が町内を回ってお菓子をせびるっていうのは、地方によくある秋祭りに似てるところがあります。地域によっていろいろあるとは思いますが、僕が子供の頃住んでいた地域は、子供が獅子頭をかぶって集団で各戸を回り、ワッショイワッショイ言いながら小銭を集めるという子供会のお祭りがありました。

 その秋祭りに、つい先日子供を連れて行ってきたんです。僕が子供の頃に比べて、地域の子供の数が減っているので、規模はかなり小さくなっていましたが、基本的な形は変わっていません。獅子頭をかぶって町内を回り、公民館に集まってお菓子とお小遣いをもらう。町内の中で「組」と呼ばれる区分けがありまして、その組に属している家々を回り、獅子頭の口の中に小銭を入れてもらいます。そうして集まった小銭を集計して、年齢に応じて分配するというシステムです。

 その祭りを運営する役員の人たちがいるんですが、あきらかに子供の数を上回っています。昔は役員のうち、6年生の子供がいる家で巡回の拠点を受け持っていました。家を解放し、祭壇を設置して、そこから巡回に出発し、また戻ってくるという拠点としての役割を果たします。僕も6年生の時には実家がその役を引き受け、子供たちがみんな家に集まりました。その頃、お祭りの主役はあくまで子供でしたが、今は公民館で地域の大人が交流する場になっているようです。子供の数が少なく、学年によっては1人もいない場合があり、子供たちのモチベーションもそれほど高くないようです。大人が先頭をきって歩き、子供はなんとなくそれに着いていくだけ、という感じでした。

 子供の数が多く、男女別でグループを作り、数十人の子供を上級生が先導していたかつてのにぎやかさと比べると、まさに隔世の感がありました。少子化現象を、これほど肌で身近に感じるイベントというのもなかなかありません。僕が現在住んでいる地域は、それほど子供が少ない感じはしませんが、実家のほうはまさに「激減」しています。

 そんな地域では、ハロウィンが定着するどころか従来の秋祭すら存続が危ぶまれる状況。懐かしさより寂しさが胸に迫る祭りの光景でした。時代の流れと言ってしまえばそれまでなんですが、子供時代を過ごした地域がこの先どうなるかと思うと、なんともいえない気分になります。