昨年からカブトムシを飼っています。嫁さんが職場の人にもらってきたつがいのカブトムシが卵を産み、それが孵って今年は雌のカブトムシが一匹だけ出てきました。もっとわさわさ出てくるかと思ってましたが、意外に寂しい出生率。飼育環境が悪かったのかな。
そして今年の夏の盛り、玄関の前に野生の雌が落ちていたので、拾って水槽に収容しました。雌だけじゃ繁殖は望めないな……と思っていたら、今度は同じく玄関前に雄が落ちていました。なんという神の恵み。
その雄と、既に水槽の中にいた雌が交尾したのか、拾った雌がすでに卵を抱えていたのかわかりませんが、2週間ほど前から土の中で幼虫がもぞもぞしているのを見つけました。ほったらかしの去年と違い、今年は新しく土を買ってきて、幼虫が育つように環境を整えたので、うまくいけば来年もカブトムシを観察できそうです。
子供は虫が嫌いだし、嫁は自分がもらってきたくせに全く世話をしないし、なんで俺が……と思いつつも、楽しくカブトムシ君のお世話をしているごくまです。
それで、本題はカブトムシじゃないんですが、先週また玄関前に虫がいましてね。最初はまたカブトムシかと思ったんですが、ちょっとサイズが小さめだし、なんか色がまだらだし、頭についてるのが角じゃなくて触覚なんです。
さらにそいつは「シュウ、シュウ」って変な音を出してるんですよ。その音で思い出しました。実家にいるころ、時々部屋の網戸にくっついてた虫だ!ってね。本当の名前は知らなくて、シュウシュウ鳴くから「シュウシュウ」って呼んでました。その呼び名は母から教わったような気がします。
いやぁ、懐かしいな。ちょっと弱ってるのか、指に止まらせようとしてもなかなか自分で掴まってくれません。ようやく指に掴まると、しきりにシュウシュウいってます。でもなんか昔見てたのと印象が違うな。こんなでかい触覚ついてたっけ?
そう思ってGoogle先生に「シュウシュウ 虫」って問い合わせてみましたよ。正式な名前は「ヒゲコガネ」というそうです。やっぱり「シュウシュウ」って呼ぶ人がいたんですね。でかい触覚がついてるのは雄のほうで、僕がよく見てたのは触覚が小さい雌だったようです。
写真も撮れたし、さぁどっか行け、と思って指からはがそうとしたら、今度はなかなか離れない。爪がしつこくひっかかるんですよ。こっちの爪を外したら今度はそっちの爪がひっかかって……という具合にしばらく格闘してようやく離れました。近くの樹にとまらせておいたんですが、弱ってたんで鳥に見つかったらイチコロですね。子孫を残せてたらいいな。
角みたいな触覚があって、お腹にモサモサ毛が生えてたりして、若干チョッパーっぽくないですか?ないですか。虫ですもんね。
初めての出会いから、たぶん30年から40年近い年月を経て、ようやく本当の名前を知ることができました。ヒゲコガネくん、縁があったらまた遭おう。
ということで、今日はここでお開きといたします。
ではまた!
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