心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

妖怪ウォッチはただのおバカアニメじゃなくて深いおバカアニメだった

 先週の妖怪ウォッチの、コマさんの話に出てきた張り込み対象の犯人が、地獄のミサワが描くキャラに似てて、顔のパーツが中心に固まってたら、まんま地獄のミサワ絵だったよあれ。もしかしてだけど、他にもそう思った人がいるんじゃないの?そう思ってGoogle先生に聞いてみたら、誰もそんなこと思ってなかったようで、一抹の寂しさを覚えたごくまです。

『妖怪ウォッチ』が子供社会を救う? ~ 問題の可視化、許しと共存 ~ - Togetterまとめ

 こういうまとめがTwitterのTLに流れてきまして、こういう気づきをさくっと言語化して綺麗にまとめられるお母さんもすごいけど、お子さんもすごいなと思ってやたら感動しました。

 人が巻き起こす問題を妖怪という形でわかりやすく可視化することで、いったん人から問題を切り離し、むやみに人を責めることなく、問題そのものに対峙することが可能になる。すんばらしくないですかこれ。

 授業中におならをしても、その後の学校生活でずっと「屁こき虫」のレッテルを貼られなくて済むんですよ。「屁こき虫」はその人じゃなくて妖怪なんだから、妖怪が去れば「屁こき虫」じゃなくなる。ちょっと例えが間違ってますか?

 僕は妖怪ウォッチを見ていてそんなことには全く気づかなかったし、いかにも子供向けの、キャラだけ際立ってて内容の薄いアニメだなと思っていたので、この解釈は衝撃的ですらありました。

 もちろん、このパターンに当てはまらない話もあるし、全部が全部この流れを意識して作られているわけではないのですが、作品全体の底流にこのような意図があることは間違いないだろうなと思います。

 罪を憎んで人を憎まず……そしてその罪すらも、ものの見方、関わり方を変えることで味方にしてしまう。深い。深いぞケータ君。

 妖怪ウォッチにハマる子供たちの間に、知らず知らずのうちにこんな考え方が浸透して、より円滑な人間関係、ひいては人に優しい社会を築く礎になればいいなと思うのでありました。

 以上!

 

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