心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

動く人物大ジバニャンすなわち着ぐるみを見てきた

 お盆休みも佳境に入った8月15日(金)。嫁は仕事で不在のため、息子と2人でナゴヤハウジングセンター春日井会場に行きました。目的は「ジバニャンがやってくる!」と銘打っての握手&撮影会です。

 現場に到着すると、すでに駐車場は半分以上埋まっていて、たぶん100%親子連れの客。イベント広場に設置されたテントとベンチ。ベンチはもう一杯なので、座り損ねたお客さんは空いてるスペースでウロウロモゾモゾしています。なにせ暑いので、少ない日陰を求めて、家の陰とか立木の陰に無理やり収まろうとしてる。灰色の雲間からのぞく太陽が、容赦なく頭頂を焦がしてきます。

 イベント会社のスタッフさんが、マイクでアナウンスをしています。

 「こちらで整理券の配布をしておりまーす。握手と撮影には整理券が必要になりますので、ご希望の方は整理券をお取りくださーい」

 「本日は握手と撮影のみになります。キャラクターショーではございませんのでご了承ください」

 そう、今回のイベントはジバニャン単品での握手&撮影のみ。にもかかわらず、これだけの客を集めるジバニャン人気のすごさたるや。主人公のケータ君や、ケータ君と常にセットで動いてるウィスパーを差し置いて、出てくるだけで何もしない回もある、怠け者キャラのジバニャンがこの人気というのはなぜでしょうね。やっぱりビジュアルの勝利なのかな。声も可愛い系のキャラでは定番かつベテランの小桜エツコさんがやってますし。要するにピカチュウポジションなわけですね。

 さてそうこうするうちに、整理券配布がまもなく終了とのアナウンスが流れますが、息子はせっかくの握手&撮影のチャンスを頑なに拒否。この時点ではまだジバニャンの姿は見えませんが、アンパンマンショーやその他の着ぐるみを見てきた息子は、ジバニャンが設定どおりの大きさではないことを察していたのでしょう。彼は、いくら大好きなアンパンマンでも、可愛いキャラクターでも、自分より巨大な着ぐるみは苦手なのです。

 ベンチ席の後ろの狭い木陰を確保すると、いよいよジバニャン登場のアナウンスが。握手&撮影用テントの横の控えテントから、やっとジバニャンが登場しました。でかい。耳まで含めると、MCのお姉さんとほぼ同じ身長。中の人はどうやって視界を確保してるんでしょうか。この真っ黒い目から外を見ているのだとしたら、中の人の頭の位置を考えると、ほぼ地面しか見えていないはず。誰かに付き添ってもらわないと、歩くことすらままならないのでは。実際、ほんの数メートルのテント間を移動するのにも、スタッフが付き添ってましたから。

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 ジバニャンはこんな感じで、握手&撮影に応じていました。なにしろこの体型ですから、ろくなアクションはできません。ひたすら短い手をピコピコ動かしたり、体を揺らしたりするだけです。おまけにひとっ言も喋りません。それは仕方ないか。ショーじゃないからね。

 ショーといえば、今月末にふたたびジバニャンがこの春日井会場に登場するらしいのですが、今度は単なる握手&撮影会ではなく「ジバニャン バラエティーショー」となっています。この視界の低さ、動きの鈍さで、どういうバラエティーショーを展開するのかとても気になります。しかも「妖怪ウォッチ」じゃなくて「ジバニャン」ですから、またジバニャン単品での登場なのでしょう。となると、キャラクター同士が絡むショーではなく、ジバニャンが1人でMCのお姉さんとトークするみたいな内容が想像できます。

 すでに他の施設で開催された「ジバニャン バラエティーショー」を調べてみると、”クイズ大会や「ようかい体操第一」で盛り上がろう!”と書いてあるので、やはりそんな感じなんですね。

 まるで流行りのアイドルよろしく、次々と握手&撮影を消化していくジバニャンを見ていて、ふと近くにいた男の子の腕に目が留まりました。なななんと、あの「妖怪ウォッチ零式」をはめているではありませんか。先日の記事

DX妖怪ウォッチ零式 抽選販売に長蛇の列 【一部閲覧注意】 - ごくまトリックス

でもお伝えした通り、行列に並んで抽選券をもらって見事に外れた、あの妖怪ウォッチ零式。

 「ほら見て、あのお兄ちゃん、妖怪ウォッチ零式はめてるよ、すごいねぇ~」などと息子に話しかけていると、そばにいたその子のお母さんがいきなり

 「ゲオでたまたま買えたんですよぉ。緊急入荷とかで、抽選もなしで偶然買えたんです」

 と説明してくれました。おまけにその横にいた旦那さんにも

 「ねぇお父さん、ゲオで買えたんだよね」

 いきなり話を振られた旦那さんは

 「え?ああ、うん。いつ入荷するかわからないけど、お店に電話で聞いたら教えてくれるんじゃないかな」

 と話してくれました。貴重な情報、ありがとうございました。どこのお店か聞いてないし、たぶんゲオに電話はしないと思います。年末には品薄解消されるってバンダイも言ってるし。そんなに急ぐわけじゃないんで。せっかくのご厚意を無駄にしてすみません。

 しかし妖怪ウォッチの本物のオモチャ(?)を初めて見ましたが、予想外にでかい。ジバニャンの着ぐるみじゃないけど、設定よりでかく見えた。ケータ君の腕にはまってる妖怪ウォッチはもうちょっと小さかった気がする。はめてた男の子がまだ2年生くらいだったからかなぁ。だけどうちの子4歳だし。自分の拳と同じくらいでかい妖怪ウォッチって、どうなんだろ。