心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

笑えんディー

 フジテレビの昼の番組「バイキング」水曜日の企画で、EXILE関口メンディーが小学校を訪問して、生中継でリレー対決するというコーナーがある。
 バラエティ番組なのでどこまで本気かわからないが、見た目的にはメンディーがすごく真面目で、不慣れなレポートをこなしながら、訪問した小学校の特色を紹介したり、リレー対決で小学生をぶっちぎったりしている。
 このコーナー自体が面白いかどうかは別として、メンディーの真面目さには好感が持てる。しかし、スタジオからメンディーにツッコミを入れたりコメントしたりするおぎやはぎの姿勢というか、その態度にはいつもモヤモヤしたものを感じる。
 このモヤモヤは何かと考えてみたら、真面目にやってる人間の拙さを、茶化したり笑ったりする者に対する怒りのようなものだとわかった。
 真面目にやってるからこそ、端から見ると笑える場面というのは確かにある。しかし、あの番組でやっていることは、何かそういう笑いとは違うもののような気がする。いや、モヤモヤしているからには、はっきり違うと感じているはず。
 それがおぎやはぎのキャラの成せる技なのか、あのコーナーを仕切っているディレクターか何かの意図なのかわからないが、どっちにしろ笑えない。
 メンディーはたぶん面白い。真面目で拙いというだけで面白い。ただ、スタジオからのツッコミはいらないと思う。そんなツッコミは視聴者自身に任せておけばいい。その程度のツッコミしかしてないから、メンディーの面白さを殺してしまっている。
 あのコーナーではメンディーの面白さが中心にあればいい。おぎやはぎがコメントで笑いを取りに行く必要はないし、メンディーのおかしさを引き立たせるための余計なツッコミもいらない。
 ほぼ毎週観ていて、ほぼ毎週モヤモヤする。嫌なら観なきゃいいのになぁ。