心は空気で出来ている

空気を読むな、呼吸しろ。

表現の自由について云々する

 例のクジラックスさんとかいうエロ漫画先生の件です。ネットでの騒ぎっぷりを見て、これはブログで何か書きたいなと思ったものの、やっぱりこんなことに首突っ込むのはよくないと思って静観するつもりが、やっぱり書きたい衝動に負けてしまいました。

 ツイッターのまとめやはてブにも上がってきてたのでご存知の方も多いかと思いますが、知らない人のためにざっくり説明すると、とあるロリエロ漫画の内容を真似た犯罪が起きまして、犯人も具体的に作品名を挙げて模倣しましたと自供しているそうで、作者の家に警察が来て圧力がかかっただのかかってないだの、規制しろだの表現の自由を守れだのいう騒ぎが起きましたという話です。

 個人的にはロリに興味ないし、こんな下劣な犯罪を誘発するような漫画は撲滅してしまえばいいのにと簡単に思っているごくまですが、そうもいかないのが表現の自由という世界らしいのです。

 要するに、今話題の共謀罪と似たようなもんで、一部の作品が犯罪を誘発したからといって規制を許すと、どんどん規制の網が広がって、いずれは国家権力に盾突く者はすべて粛清されるぞ、というのが表現の自由を守れ派の意見らしいです。すいません、ざっくりとしか把握してませんので適当に言ってますがだいたい合ってると思います。

 でね、表現の自由を守りたい擁護派の人の意見として、実際の犯罪と架空の作品は別物だから全く関係ない、行動に起こさない限り思想は自由だ、個人的な趣味嗜好は犯罪を起こさない限り守られるべき、みたいなものがあるわけですよ。

 言いたいことはわかりますけど、程度問題だろとも思いますよね。今回の騒ぎの元となったクジラックスさんの作品、ツイッターのまとめ内にリンクがあったので見てみましたが、胸糞が悪くなるってこういうことなんだな、という内容でした。見たい人は適当に探して個人の責任で勝手に見てください。おすすめはしません。

 あくまで個人の意見なんですけど、こういう作品はこの世にいらないな、と思いました。ロリは別にいいんですよ。そういう嗜好は否定しません。理解はできませんが、個人の性癖に他人がとやかく言う筋合いはないと思いますし。おっさんと少女が恋愛関係になって結ばれました的な甘い話ならまだね。でもこれはあかんやろ。いくらなんでも。だってこれ相手が大人でも完全に犯罪だし。

 ここまでやっちゃったら規制されても文句言えないよな、というのが正直な感想です。だってこんな作品が大好きで毎日妄想に耽ってますとかいう人が近所にいたら引っ越したくなりますよ。いくら実際の行動には移さないとしても、こういうのが好きってことは、いつ実際の行動を起こすかわかったもんじゃないでしょ。だいたい、人間の行動は思考から始まるものでしょう。まず考えて、それから実行に移す。仕事でも趣味でもなんでも、そういうパターンで行動するのが人間という生き物でしょう。考えていることと実際の行動は別、なんておかしくないですか。

 漫画に限らず、映画や小説、アニメなんかが犯罪を誘発したり、キッカケになったりしたような事件が起きると、漫画やアニメのせいにするな!悪いのは犯人だ!という意見が出る。犯人が悪いのはもちろん大前提として、その犯人の背中を押してないか?という作品があるのもまた事実でしょう。

 犯罪や社会問題が起きた時は、アニメや漫画の影響なんて関係ない!と言う。じゃあ逆に良いことがあった場合は?世界的なサッカープレイヤーがキャプテン翼に憧れて選手になったとか。ジブリ作品を見て自然の大切さに目覚めましたとか。そんな話いくらでもあるでしょうよ。しかも本人が作品に影響されてこの道に進みましたって公に言っちゃってる例もあるし。それで漫画やアニメは関係ないとは言えないでしょう。それどころか、あの選手はこの作品に影響されて世界レベルになったんだぜ!ってドヤ顔で言ってない?なんで犯罪の時だけ関係ないことにするの?ズルくない?

 いや、いやいや、わかりますよ。問題はそこじゃないって。それでも「表現の自由」ってやつにモヤモヤする。いや、表現の自由を「守る」って言い方にモヤモヤする。

 自由ってのはさ、守るものじゃないでしょう。守られた中での自由は本当は自由でも何でもないよ?表現したいことがあるなら表現すればいいよ。そこに自由を求めるなら、表現したことのリスクも引き受けなさいよ。自由に表現したい、でも叩かれたり規制されるのはイヤっておかしいよ。サッカー選手に影響を与えたキャプ翼の作者が賞賛されるのと同じように、犯罪者に影響を与えた漫画の作者は叩かれてしかるべきでしょうよ。それでも俺は描く!ってのが自由を標榜するに足る「表現」なんじゃないの?

 表現の自由憲法で保障されてる?保障とかwww笑うわwww憲法なんてその場の都合で書き換えられるんですよ?現にそれをやろうとしてるんでしょうこの国のお上は。

 表現の自由は守るべき!とか叫んでる人に限って、自由に表現したい何かがあるわけでもなく、組織という監獄()の中で自分を殺してぬくぬくと安寧を享受してるんじゃないの?守られることが当たり前だと思ってる甘ちゃんなんじゃないの?表現を通して自由を勝ち取る気概も覚悟もないんじゃないの?知らんけど。

 それはそれとして、この作品読んで本当に楽しいのかな。興奮するのかな。そんな自分が抱えた闇をヤバいと思わないのかな。思わないか。思わないよなー。わかる。こういうのが好きな人って実際にいる。単純に、暴力とか、凌辱とか、拷問とか、人が苦しむのを見るのが好きな人って本当にいるんだよね。いるんだよ。今はもう関わりないけど、昔いたんだよ。いま思い出した。彼と関わる人はみんな不幸になってた。

 話を戻して、個人の感想として言わせてもらうと、この作品から「表現の自由ガー」って言うほどのものを何も感じないですよ。どれだけ残虐であろうと、人道にもとる内容であろうと、いやむしろ衝撃的であるほど、表現の自由を云々するだけの何かがあるなら、それはそれで認められてしかるべきでしょうけど、これに関してはなーんにもない、うっすい作品だなと思いました。

 逆にこんな作品で表現の自由がどうたら騒ぐほうが恥ずかしいわと思うくらい。

 気が付けば、そんな恥ずかしいことを臆面もなくブログに記してしまった今日のごくまちゃんなのでした。てへぺろ

【キラめき過ぎ】キュウレンジャーOP「LUCKYSTAR」の歌詞について【注意】

www.tv-asahi.co.jp

 降り注ぐ流星群に乗ってこんにちは。ごくまスカイブルーです。

 今年から始まったスーパー戦隊シリーズ最新作「キュウレンジャー」。9人の救世主が宇宙を救うという話ですが、すでに11人で活動しています。9人のはずだったのに11人いる!増えすぎじゃね?

 それはいいとして、前作ジュウオウジャーにはあまり関心を示さなかった息子がキュウレンジャーにはやたらと食いつきがいいので、オープニングとエンディングの曲をAmazonミュージックでポチったり、キュータマを買い集めたりしています。

 そのOP曲「LUCKYSTAR」の歌詞でちょっと気になることがあります。

 作詞は藤林聖子さん。J-POPでもたくさんの作詞を手掛けていますが、特ソン・アニソン界隈では特に有名な作詞家さんです。その先見性から「預言者」の異名をとるそうです(Wikipedia情報)。

 そんな人気作詞家の藤林さんが手がけた「LUCKYSTAR」の中の一節にこんな歌詞があります。(2コーラス目)

トリセツやその場の空気は読んだら負けじゃね?ハッタリ感

  ここ、うろ覚えで鼻歌歌ってたとき、トリセツのところが思い出せなくて悩んだ挙句たしか「マニュアル」だったよな、と思ったんですよ。音の数が4つで「トリセツ」と同じじゃないですか。だからマニュアルと言い換えてもメロディには乗るんですよ。言葉の意味も一緒だし。

 でも後で音源を聞いたら「トリセツ」だったので、その時ハッとしたんです。なんでわざわざトリセツという単語を選んだのかなと。単語っていうか略語ですけど。取扱説明書、略して取説。しかも歌詞を見ると漢字じゃなくてカタカナで「トリセツ」なんですよね。

 マニュアルでも意味は同じだし一般的にわかりやすい言葉だと思うけど、そこをあえてトリセツとしたのには何かワケがあるんだろうなと感じましたね。トリセツっていう言葉がいつから使われだしたのか知りませんけども、マニュアルよりは新しい気がします。昔は「取扱説明書」と言わず、単に「説明書」と言ってました。それでも長ったらしいから、英語でかっこよくマニュアルって言うのが僕のようなおっさんが若者だった頃の若者言葉だったはず。たぶんマニュアルって言葉が浸透したのはパソコンの普及と関係あると思います。

 それはさておき、今度はそのマニュアルから日本語に回帰して「取扱説明書」を略した「トリセツ」が若者言葉として定着しているのでしょう。歌詞のトリセツの後にくる「読んだら負けじゃね?」の「〇〇じゃね?」と語尾を上げる言い回しも若者言葉ですよね。

 そういう、若者が受け止めやすい言葉選びがやっぱりプロのセンスなのかなと思いました。若者といってもこの番組の対象年齢はかなり若いんじゃね?という気がしますけども。

 キュウレンジャーの歌詞のおかげで「取扱説明書」を「マニュアル」でなくて「トリセツ」を言うところに若さを感じる自分がどんだけおっさんなのかということを実感した出来事でした。

 以上!

 

11人いる! (小学館文庫)

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ジュウオウタイガー・アムちゃんの正体

 先日書いた記事にも登場した、ジュウオウタイガーのアムちゃん。

gokumatrix.hateblo.jp

 立石晴香さんという女優さんが演じているのですが、ちょっと気になって検索してみました。すると、公式ツイッターアカウントの次にこんな記事が上がってきます。(ちょうど1年ほど前に書かれたものです)

立石晴香はジュウオウジャーアム役!川口春奈とのアイドル時代とは? | 九州夫人のポストイット!

 川口春奈とのアイドル時代……?ファイテンション☆TV?

 あぁ!ファイテンションてれびのアイツかぁ~!

 見てたよ!前番組のファイテンション☆スクールの時から見てたよ!学校の教室のセットでホリケン(すなわちネプチューン堀内健)が先生役で女の子3人と何かやってる番組!あとたしかその番組内で蛙男の鷹の爪もやってた!短いフラッシュアニメとホリケンのコーナーと継ぎ接ぎで30分見せる、かつて一世を風靡したフジテレビのウゴウゴルーガを彷彿とさせる内容でした。

 そう、もともと鷹の爪とかの蛙男のアニメが面白くてその番組を見てたんですよ。Wikipediaで見てみると、当時のアニメのリストがあります。土管くん、はなけろ、本マグロトロ太郎、なちゅどんズ。てんてこししまい君は面白くなかったなぁ……あとピン子の秘伝カリー!ああ懐かしい!そうそう、オープニングの「嗚呼、筋肉学園」は米米CLUBのジェームス小野田さんが歌ってたんですよね~。もう10年前かぁ。ついこの間のようであり、ずいぶん昔のようでもあり……どっちにしろ懐かしい。

 ホリケンのコーナーはおまけみたいなもんで、ついでに見てたんですよね。中学生くらいのアイドル候補生みたいな女の子がいろいろな企画をやらされる感じ。その3人の女の子のうち一人が、今をときめく人気女優、川口春奈ですよ。ファイテンションのあと何年かしてポカリスエットか何かのCMで成長した姿を見た時は「おぉ~、出世したなぁ」と思いました。

 でも僕はあの時の3人の中では立石晴香のほうが好みだったんですよね。一番大人っぽかったし、コイツは売れるぞと思ったんだけど、ファイテンション以降はテレビで見たことなかったので、生き残ったのは川口春奈だけかと思ってたんです。

 それがスーパー戦隊のヒロインとして復活していたとは!なぜ気づかなかったんだ!

 いやでも10年も経ってるし、ファイテンションのときはもっと色黒だったし、髪も短くなってるし、大人になってるし、気づかないのも無理ないですよ。って誰に対する言い訳か知りませんけども。

 番組の企画で3人がユニット組んで、リンドバーグの「今すぐKissMe」を歌うことになって、ボイトレとか練習風景をやってたんですが、立石晴香は結構ド下手だったような記憶が。定かではありませんが、誰か一人はかなり音痴だった気がします。この子は歌無理なんじゃないかな~と当時は思いました。今はどうなんでしょう。

 そんなことを思いながら立石晴香の顔を見ていたら、なんで自分がこの子の顔を好きなのか気づいてしまいました。大人になってから初めて本気で好きになった女の子に顎のラインが似てるんです。顎のラインだけね。叶わぬ恋だった。彼女は今どうしているのやら。結婚して子供が生まれたところまでは風のうわさで聞いたけど。もういい年こいたおばさんだよなぁ。子供も成人してる頃だよなぁ。

 ということで、立石晴香の今後の活躍に期待しています。

おそらく今まで見た中でトップ3に入る衝撃的な無謀運転

 片側2車線で中央分離帯がある道路を走っていました。

 片側1車線の道路との交差点に差し掛かり、信号が赤だったので減速しました。その時僕の車は右側の車線にいました。交差点には右折レーンがありました。

 交差する道路の左から車が来て、右折するのかと思いきや、中央分離帯の手前で曲がり、こちらの道路の右折レーンに進入してきました。つまり逆走状態です。

 最初ちょっと何が起きているのかわかりませんでした。運転していたのはおばさんで、助手席と後部座席にも人の姿が見えました。右折しようとして誤って反対車線に入り込んだのかと思いましたが、そのままじりじりと右折レーンを逆走してきます。

 その車とすれ違い、前の車の後ろで止まって、どうするのかバックミラー越しに見ていました。後続の車も驚いた様子で止まっています。

 おばさんの車はじわじわと進み、道路の左側にある店の駐車場へスルスルと入っていきました。

 図で表すとこうなります。

f:id:go_kuma:20170411223134p:plain

 おいおいおいいぃ!

 いくらなんでもそれはちょっと……

 そりゃ交通死亡事故全国ワースト14連覇を成し遂げるだけのことはありますわ。

 悪名高い「名古屋走り」で検索すると、「右折フェイント」とかいう狂った違反走法が出てきますが、これは右折フェイントどころじゃない。右折フェイント逆走Uターンとでも言うか……。

 幹線道路をちょっと入れば田んぼや畑が広がる田舎のせいか、普段から農道ばかり走ってるおじさんおばさんは無茶な運転をしがちです。

 車がないと生活できない田舎で30年近く車に乗っていますが、こんなの初めて。

 改めて安全運転を心がけようと思いました。

 

ドライバーズハンドブック 交通心理学が教える事故を起こさない20の方法

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【ネタバレ】「仮面ライダーxスーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」【ご注意】

 子供を連れておよそ四半期ぶりに映画館へ行きましたので、久しぶりにダラダラと感想を綴ります。

 今回のスーパーヒーロー大戦はかなりのボリュームで、お父さん世代にもうれしい昭和ライダーが登場するマルチターゲットな内容。物語の始まりは、ゲームの世界が現実世界を侵略し始めた!というところから。いきなりゼビウスの浮遊要塞が登場。ゼビウスとか今の子供たち知らないでしょ。完全にオヤジ狙いですね。

 んで、ゲームの世界から来た侵略者に、スーパーヒーローが立ち向かうという構図。

 しかしスーパーヒーローもあれだけたくさん登場するとありがたみがなくなりますね。ヒーローのインフレ状態。そのインフレヒーローの数に対して変身前の人はほとんど登場しませんが。その中でもジュウオウジャーのアムちゃんの登場は嬉しいですね。あの子可愛いから。お父さんたちにも人気があるんですよきっと。

 他はだいたい知らないライダーか戦隊ヒーローの人で、個人的にはあんまり刺さらなかったです。あと知ってたのは電王のイマジンたちくらいかな。一応あれも変身前の人だから。

 関さん……いや、モモタロスは結構出番ありました。電王はやっぱり人気あるのかな。名前がモモタロスだけに桃色枠なんだよ!とか言ってて。スーパー戦隊の元祖・ゴレンジャーにちなんで、5色のどれかに当てはまる仮面ライダースーパー戦隊が選ばれるわけです。赤、青、緑、黄色、桃色の5色ね。

 なんでゲームが現実を侵略してきたかというと、天才プログラマーの少年が、もう現実に嫌気がさして、ゲームの世界に入り込んで、ゲームの世界を現実にするために現実のほうを消してしまおうとする、みたいな話の流れでした(うろ覚え)。

 んで現実世界のヒーローたちがゲームの世界に入って、ゲームのルールに則って5対5のチーム戦で勝ち抜いてボスを倒す、みたいな感じ?

 そんで選ばれた5人のヒーローが、最終的に5色の仮面ライダー「ゴライダー」になって敵を倒すんだけど、そこでモモタロスがピンクライダーになるっていう。そして必殺技があのラグビーボールみたいなのを蹴るやつで、関……モモタロスが「いいわね、いくわよ!」とか言っちゃうんです。

 そういえば途中出てきた敵のチームにモモレンジャーもいたんだけど、なんかキャラが違ってて。ちょっと女の子っぽいしぐさで「いやん♡」とか言って電王を翻弄するんですよ。いやいやいや、モモレンジャーそんなキャラちゃうやろと。昭和ぞ。昭和のヒーローぞ。男の世界に紅一点で勇ましく戦う女子(おなご)ぞ。それが「いやん♡」とか言いながら電王のタマを蹴ったりするわけないだろ!と昭和のオッサンは思った。

 あと、ストロンガーとか昭和アマゾンも出てたな。アムちゃんがアマゾンに大切断くらったときは、まさか真っ二つに?と思ったけどさすがにそれはなかったね。

 新しいアマゾンも3体出てきて、ほんといろいろぶっこんでくるなぁと思いました。

 ところでゲームのラスボスが3代目ショッカーを名乗るダイヤモンドユカイさんだったんですけど、さすがに演技がちょっとヘタクソで、ダイヤモンドユカイというよりもダイコンヤクシャユカイだったな、と思いました。

 おあとがよろしいようで……テケテンテンテン