降り注ぐ流星群に乗ってこんにちは。ごくまスカイブルーです。
今年から始まったスーパー戦隊シリーズ最新作「キュウレンジャー」。9人の救世主が宇宙を救うという話ですが、すでに11人で活動しています。9人のはずだったのに11人いる!増えすぎじゃね?
それはいいとして、前作ジュウオウジャーにはあまり関心を示さなかった息子がキュウレンジャーにはやたらと食いつきがいいので、オープニングとエンディングの曲をAmazonミュージックでポチったり、キュータマを買い集めたりしています。
そのOP曲「LUCKYSTAR」の歌詞でちょっと気になることがあります。
作詞は藤林聖子さん。J-POPでもたくさんの作詞を手掛けていますが、特ソン・アニソン界隈では特に有名な作詞家さんです。その先見性から「預言者」の異名をとるそうです(Wikipedia情報)。
そんな人気作詞家の藤林さんが手がけた「LUCKYSTAR」の中の一節にこんな歌詞があります。(2コーラス目)
トリセツやその場の空気は読んだら負けじゃね?ハッタリ感
ここ、うろ覚えで鼻歌歌ってたとき、トリセツのところが思い出せなくて悩んだ挙句たしか「マニュアル」だったよな、と思ったんですよ。音の数が4つで「トリセツ」と同じじゃないですか。だからマニュアルと言い換えてもメロディには乗るんですよ。言葉の意味も一緒だし。
でも後で音源を聞いたら「トリセツ」だったので、その時ハッとしたんです。なんでわざわざトリセツという単語を選んだのかなと。単語っていうか略語ですけど。取扱説明書、略して取説。しかも歌詞を見ると漢字じゃなくてカタカナで「トリセツ」なんですよね。
マニュアルでも意味は同じだし一般的にわかりやすい言葉だと思うけど、そこをあえてトリセツとしたのには何かワケがあるんだろうなと感じましたね。トリセツっていう言葉がいつから使われだしたのか知りませんけども、マニュアルよりは新しい気がします。昔は「取扱説明書」と言わず、単に「説明書」と言ってました。それでも長ったらしいから、英語でかっこよくマニュアルって言うのが僕のようなおっさんが若者だった頃の若者言葉だったはず。たぶんマニュアルって言葉が浸透したのはパソコンの普及と関係あると思います。
それはさておき、今度はそのマニュアルから日本語に回帰して「取扱説明書」を略した「トリセツ」が若者言葉として定着しているのでしょう。歌詞のトリセツの後にくる「読んだら負けじゃね?」の「〇〇じゃね?」と語尾を上げる言い回しも若者言葉ですよね。
そういう、若者が受け止めやすい言葉選びがやっぱりプロのセンスなのかなと思いました。若者といってもこの番組の対象年齢はかなり若いんじゃね?という気がしますけども。
キュウレンジャーの歌詞のおかげで「取扱説明書」を「マニュアル」でなくて「トリセツ」を言うところに若さを感じる自分がどんだけおっさんなのかということを実感した出来事でした。
以上!
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